- ちはやふる(31) (BE LOVE KC)/講談社

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本筋とはあまり関係ない気がするけれど
気になったシーンがひとつ。
(ネタバレになるのでご注意を!)
*
準主役キャラの太一は
わけあって、かるた部を離れているのですが
かるたの名人、クイーンの才能を目の当たりにして
「近づけるような気がしたって
結局見るのは絶望だ
ああはなれない―」と落ち込んでしまって。
急いでその場を立ち去ろうとする太一に
名人がかけたのは
「君は」
「君も 持ってるものを無視しすぎだ」
「大阪までなにも言わずに来る
そのお金を自由に使わせてくれてるのはだれだ
緊張せず 新幹線に乗れる男に
育ててくれたのはだれだ
高校生の君が」
上記に挙げたこともそうだし
何より太一には、
おそらく友達よりも恋人よりも強いきずなで結ばれた
かるた部の仲間たちがいる。
部活を離れても、かるたを辞めなかったことを泣いて喜んでくれる、
大舞台に来てくれるのを信じて待ち続けてくれている、仲間たちが。
*
かるたの話はさておき
自分も、さんざん「ない」ものばかりに目がいって、
うらやんで、欲しがって
「ある」ものを無視していなかっただろうか。
お金だって仕事だって
友人もパートナーシップも
トイレトレーニングがうまくいかない三女のことも。
あるものはある。
必要なときに、ちゃんと。
「ちはやふる」で
名人が言い直した
「君も」って
太一のほかに、だれのことなんだろう…
昨日読んだ、漫画「ちはやふる」の最新刊。