プロフェッショナル・仕事の流儀~雑誌「VERY」編集長・今尾朝子さんの巻 | カフェときどき読書

カフェときどき読書

落ち着けるカフェに美味しい食べ物、
癒やされる風景、そして素敵な人たちとの出会い。
心に触れた、大好きな人やものを、札幌から発信します。

NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
雑誌「VERY」編集長・今尾朝子さんを取り上げた回を
再放送で見ることができました。

本放送の時は実は知らなかったんだけど
SMAPの謝罪放送の時だったんですね(^^;

番組の内容はこちら。
http://www.nhk.or.jp/professional/2016/0118/

まとめ記事も出ていました。
http://matome.naver.jp/odai/2145440390369135401

VERY(ヴェリィ) 2016年 03 月号 [雑誌]/著者不明
¥720
Amazon.co.jp


30代のママをターゲットに
この出版不況の中、売り上げは30万部超えと
女性誌ナンバー1を誇るんだとか。

母、妻である自分とともに
女である自分も楽しむスタイルで
ファッションや美容への意識も高い。
そんな雑誌の編集長といえば
映画「プラダを着た悪魔」に出てくる鬼編集長のイメージか
はたまた、槇村さとるのマンガ「リアルクローズ」に出てくる
上司のイメージか…
と、華やかでゴージャス、怖そうなイメージを持っていたら

…意外と地味な感じ(失礼)。
もちろんおしゃれなんだけど、
なんというかぐいぐい前に出るワンマンな感じじゃない。
でも、とことんまでこだわる静かな、絶えない情熱がすごかった。


わたしが一番上の子を産んだ後-もう10年以上前になるけど
美容室で「VERY」を手に取ることがあって
その時は、いかにもセレブ雑誌!!という感じで
うっわーありえないっ、と思っていたもんなあ。

ここ数年は、
子どもと公園で遊ぶとかスーパーに行くとか
学校行事の時はどうとか、生活に根差し
ファストファッションも取り入れながらも
女としての自分をもっと磨きたい、的な感じになってきていて
また、ターゲットに働くママも含まれるようになってきていたから
たまに読んでみようかな、という気になっていて。


それも、今尾さんが編集長になり
編集部員たちと街中を歩き回って
たくさんの読者の声を集め、マーケティングしてきた
地道な活動が実ったもの。
一斉にアンケートを取るとか、
複数の読者を集めて座談会とかじゃなくて
自分たちで足で稼いでいて、
ガンガン雑誌が売れている今もそれを続けているのに驚き。
ママたちのリアルを拾いながら、
雑誌なのでやはり「半歩先」を見せるという姿勢。


また、編集長さんということで
企画もそうだけど
タイトルへのこだわり方もグッときたなあ。
特集のタイトルは、
雑誌を手に取るか取らないかを左右するから
だからこそ、一言一句気が抜けない、
締め切りギリギリまでたった一つの言葉にこだわって考え抜く姿は
自分への戒めにもなりました…


そしてもうひとつ、いいなと思ったのは
今尾さんが1歳の娘を育てるママであるということ。

編集部内には、ママさんライターはいるけれど
ママさんの編集部員さんはいないそうで。
雑誌編集なんてすんごく忙しそうなのに
保育園のお迎えがあるから、6時前に帰ることを徹底している。
もちろん持ち帰ってする仕事もあるようだけど
トップがそういう姿勢を周りに見せるっていうのが、
すごくいいなと思った。

↑
ちなみに、副編集長さんが今尾さんのことを
(定時に帰る仕事をしているから、
働き方としては「ゆるやか」なんだろうけど)
「5時半までの今尾さんは、全然ゆるやかじゃない」
と称していたのも印象的でした。
これ、働くママのみなさん、みんな結構そうだよね。
夜遅くまで、休日に働けなくて、
そのことを表で陰で言われることもありながらも
いる間に力を尽くそうと、フルに出し切っていますよね。

…と書いている自分が、涙出そうになってきた~。


「VERY」が読まれる理由も納得、
働く人として、働く母としても非常に刺激を受けた番組でした。

ちなみに、youtubeで動画も出ているようなので
気になる方は検索を…