ウワサにはよく聞いていたけれども
どうも入る気になれなかった…
狸小路の名曲喫茶「ウィーン」。
先日上司と話していた時に
「行っておかないとなくなっちゃうかもしれないよ~」
と言われ、意を決して行ってきました。
ちなみに名曲喫茶とは
「クラシック音楽を音響機器で聴かせてくれる喫茶店」のこと。
レコードが高価で手に入りにくかった
1950~60年代に登場した形態ですが
今は携帯プレイヤーでどこでも音楽を聴ける時代ですからね。
ウィーンは1959年開業で
現在は北海道で唯一の名曲喫茶なはず。
狸小路の7丁目は昔の雰囲気が残る、古く薄暗いアーケード街。
ウィーンが入るビルも古くて、
おまけに地下なので店内の様子もわからず、募る不安。
勇気を出していざ入ろうとしたら
70代くらいのつえをついたおじいさんが降りていって
一緒に降りていくのもなんなので、
店周辺をわけもなくウロウロしたりして。
扉を開けた先は…
白熱球のあたたかな明かりに包まれた
昭和の薫り漂う空間。
目に飛び込んでくるのは 正面にそびえたつ
巨大なマッキントッシュのスピーカー。
そして座席のほとんどは2人掛けのソファーで
スピーカーの方を向いています。
お客さんいなくてガラガラだろう…(すみません)と思っていたら
先客がすでに4、5人ほど。
60代以上の男性たちで、みなさん1人で来ている模様。
わたしがいた間にも、3人ほど新しいお客さんが来ていたから
人気のあるお店なんだなあ。
わたしくらいの世代の人はいなかったけれど…
流れていたのは、ベートーベンやモーツァルトのピアノ曲。
プツプツッと音が時折していたから、たぶんレコードじゃないかな。
音の一粒一粒が立っていて、目の前で聴いているみたい!
その後はヘンデルの「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」。
華やかなトランペットやホルン、厚みのある弦楽器、
それにばしーっと響くティンパニーと、音が迫ってくるよう。
ほんと、コンサート聴きに来ているみたい。
音響機器が違うと、こうも違うものなのね…。
♪ ♪ ♪
が、
コーヒーは…ううむ。
UCCのコーヒーのようですが
酸味が立って、ちょっと煮詰まったみたいにも感じて。
わたしは苦手だな…
長居できるように、コーヒーのラージサイズもメニューにあるんですが。
でも、ワンドリンク500円でコンサート気分を味わえるならいいかも。
それだけ本当に音楽が素晴らしかったので
次は違う飲み物にして、またぜひ行きたいと思います。
ちなみに飲み物はコーヒーのほか、
レモンティーにミルクティー、ココアにホットミルク、
ジュース、スカッシュ…とこれまた懐かしい感じでした。
食べ物はトーストのみ。
また、コーヒー類は、13時まで入店、13時半まで退店した場合
割引価格になります。
お客さんはみなさん1人で来ている方ばかりなので
じっくりと音楽に耳を傾けている様子。
私語厳禁というわけではないけれど
場所柄、話すとしても小声で、という感じ。
1人で来ることをおススメします。
☆名曲喫茶ウィーン
札幌市中央区南2西7 狸小路7丁目内
011-281-2345
11:30~18:00
日曜定休