「小山実稚恵さんのラフマニノフのピアノ協奏曲3番、必聴だよ」
と人から薦められ
思い立って
地元オケ、札幌交響楽団の定期演奏会を聴きに行ってきました。
高校大学とオーケストラでフルートを吹いていたわたしも
子供がいるとなかなか演奏会を聴きに行くこともできず
プログラムを見ると結構メンバーが入れ替わっており、隔世の感。
指揮は、NHKのSWITCHインタビューにも出演されていた
広上淳一さん。
広上さんはEテレでN響公演を聴いたことあるけど
小山さん、お名前はもちろん存じ上げていますが
ピアノをちゃんと聴くのは実は初めてかも。
ラフマニノフのピアノ協奏曲は2番も3番も大好きで
ラストのたたみかけるような疾走感とかね、
楽しみに聴きに行きました。
*
小山さんのピアノ、素晴らしかった…!
冒頭のピアノのフレーズの、
上質の羽でそっとなでるような、
弱音の美しさ、透明感にびっくり。
もちろんラフマニノフならではのダイナミックさ
もしっかり楽しめたのだけど
ピアニッシモの表現が美しく丁寧だからこそ、
フォルティシモもより引き立って聴き手の心に響くんだろうな。
広上さんの踊るような指揮も気持ちよくて。
体をぐんと伸ばし、揺らして、豊かな音楽をオケから引き出していく。
(「のだめカンタービレ」に出てくる指揮者のカタヒラさんは
広上さんがモデルという説も)
ふたりは同世代で仲もいいようで
終わった後、抱き合ってたたえあう姿がほほえましく
さらに、拍手にこたえる小山さんの表情やぴょこぴょこした動きが
なんともかわいらしくて!
ファンになりそう。
ただ…
開演するやいなや、会場に響くアラーム音。
断続的に鳴り続け、演奏がピアニッシモであろうとおかまいなし。
なんで鳴り止まないの?!気づかないの?!
ピーピー鳴り出すとともに集中がそがれてイライライライラ。
広上さんも時折会場を見やっている様子で…
協奏曲が終わって、ピアノのアンコールになっても止まる気配なし。
前半が終わって休憩が入るときと後半に入るときに
注意を呼びかけるアナウンスが入っていたけど
休憩中、ホールのレセプショニストに
「演奏が台無しじゃないか」「なんで早く追い出さないんだ」
と男性たちが詰め寄っていて
その気持ちもわかるけど、それを見ているのもつらかった。
後半はどうやら収まったようだったけど、
なんか聞こえるような気がして、最後まで落ち着かなかった…
ネットで検索かけてみると、
同様のトラブルはほかでも問題になっているよう。
いろんな人が、音楽を楽しめて、
生演奏に触れることができるというのはいいことだろうし
音が鳴ったら困るから来るなというわけにもいかない。
でもやっぱりその音で、演奏者もほかの聴衆も気をそがれるのは確かで
たとえば補聴器やペースメーカーをつけなければならない人は
入場の際に自己申告するとかだろうか。
難しいなあ…