演奏は素晴らしかったのに…久々のKitaraの巻 | カフェときどき読書

カフェときどき読書

落ち着けるカフェに美味しい食べ物、
癒やされる風景、そして素敵な人たちとの出会い。
心に触れた、大好きな人やものを、札幌から発信します。

IMG_20151003_225741777.jpg 
「小山実稚恵さんのラフマニノフのピアノ協奏曲3番、必聴だよ」
と人から薦められ
思い立って
地元オケ、札幌交響楽団の定期演奏会を聴きに行ってきました。

高校大学とオーケストラでフルートを吹いていたわたしも
子供がいるとなかなか演奏会を聴きに行くこともできず
プログラムを見ると結構メンバーが入れ替わっており、隔世の感。
指揮は、NHKのSWITCHインタビューにも出演されていた
広上淳一さん。
広上さんはEテレでN響公演を聴いたことあるけど
小山さん、お名前はもちろん存じ上げていますが
ピアノをちゃんと聴くのは実は初めてかも。
ラフマニノフのピアノ協奏曲は2番も3番も大好きで
ラストのたたみかけるような疾走感とかね、
楽しみに聴きに行きました。

*

小山さんのピアノ、素晴らしかった…!
冒頭のピアノのフレーズの、
上質の羽でそっとなでるような、
弱音の美しさ、透明感にびっくり。
もちろんラフマニノフならではのダイナミックさ
もしっかり楽しめたのだけど
ピアニッシモの表現が美しく丁寧だからこそ、
フォルティシモもより引き立って聴き手の心に響くんだろうな。

広上さんの踊るような指揮も気持ちよくて。
体をぐんと伸ばし、揺らして、豊かな音楽をオケから引き出していく。
(「のだめカンタービレ」に出てくる指揮者のカタヒラさんは
 広上さんがモデルという説も)

ふたりは同世代で仲もいいようで
終わった後、抱き合ってたたえあう姿がほほえましく
さらに、拍手にこたえる小山さんの表情やぴょこぴょこした動きが
なんともかわいらしくて!
ファンになりそう。


IMG_20151003_225752240.jpg 


ただ…


開演するやいなや、会場に響くアラーム音。
断続的に鳴り続け、演奏がピアニッシモであろうとおかまいなし。

なんで鳴り止まないの?!気づかないの?!

ピーピー鳴り出すとともに集中がそがれてイライライライラ。
広上さんも時折会場を見やっている様子で…
協奏曲が終わって、ピアノのアンコールになっても止まる気配なし。

前半が終わって休憩が入るときと後半に入るときに
注意を呼びかけるアナウンスが入っていたけど
休憩中、ホールのレセプショニストに
「演奏が台無しじゃないか」「なんで早く追い出さないんだ」
と男性たちが詰め寄っていて
その気持ちもわかるけど、それを見ているのもつらかった。
後半はどうやら収まったようだったけど、
なんか聞こえるような気がして、最後まで落ち着かなかった…


ネットで検索かけてみると、
同様のトラブルはほかでも問題になっているよう。
いろんな人が、音楽を楽しめて、
生演奏に触れることができるというのはいいことだろうし
音が鳴ったら困るから来るなというわけにもいかない。
でもやっぱりその音で、演奏者もほかの聴衆も気をそがれるのは確かで
たとえば補聴器やペースメーカーをつけなければならない人は
入場の際に自己申告するとかだろうか。
難しいなあ…