完全にヤツの都合のみ!
7月の3連休に有給をつけて遊びに行こうというのだ!
あいつにお金を持たせると使うことしか考えない。
それにしても、シンガポールねぇ。

おれにとって魅力がないんだよなぁ。
会社の同僚がいるところに行ったら、挨拶とかもどうするか考えなきゃだし。
だが、そんな空気は読まないのがミナ。

あの船みたいなのが乗っかってるいかにも高級なホテル!

お金をたくさん使ったら、またたくさん働かなきゃならなくなる。
アイツが自分のお金で行ってくれるなら、なんの問題もないんだ。
働くのはアイツだし。
むしろおれの自由な時間が増えるから歓迎なのだ!
こんなに乗り気じゃないおれを連れて行く意味などないのだ。
はい、この話はおしまい!
と思っていたが、1ヶ月ほど過ぎたころ…。

ミナが一度決めたことをひっくり返すことなど、まずない。
ヤツのなかではもう決まったこと。