大好きなあなたへ。
声が出ないんです。
自信がないんです。
自分が分からなくて。
もう何年も前の話。
初めて入った音楽スタジオに圧倒される様子を見せつつ、彼女はか細げな声でそう言って笑った。
ではまず、
今日は笑うの、やめましょう。
わたしは開口一番にそう告げた。
不自然な笑顔だった。
いつも笑わなきゃ、
にこにこしてなきゃ、
笑顔でいなきゃ、
と、自分に言い聞かせているようだった。
分かりました。
と、言いながら、彼女は笑う。
ほら、また笑った!![]()
と私が言うと、
あ、ほんとですね、
と、ほんの少し、
彼女の素の笑顔が見れた。
一生懸命、
毎日たくさんのことを
自分に言い聞かせている姿が思い浮かぶ。
声のアンテナを合わせると、
こんな心の声が聴こえてきた。
だめだめ、そんなこと思っちゃだめだよ。
あの人は、私によくしてくれてるんだから。
失礼だよ。
だめだめ、そんなこと思っちゃ。
あの人だって頑張ってるんだから。
だめだめ、そんなこと考えちゃ。
自分だってできていないじゃない。
人のことなんか言えないでしょ。
そうやって、
自分に言い聞かせ、言い聞かせ、
思うことにも、感じることにも
ダメ出しをしている日々。
何を思っているのか、
何を感じているのか、
本当はどうしたいのか、
自分のこころが分からなくなってしまっていた。
片端から、口に出してもらう。
あふれ出していく、心の声と頭の声たち。
こう言ってみて下さい。
ばーか、ばーか!!
あんたなんか大嫌いっ!
え、、、?
そんなこと、言っていいんですか?
ただ、言うだけです。
ただ、言うだけ。
別に誰かに対して、
直接言ってるわけでもない。
ただ、口に出すだけですから、
なんも問題は起こりませんよ。笑
はい、、、わかりました、と、
最初は戸惑いながら、
少しずつ、少しずつ、声に出していく。
ひとしきり出したあと、
彼女はバツが悪そうに、
おずおずと、たずねた。
あの・・・
言霊、って言うじゃないですか。
こんなふうに悪口みたいなの言って、、、
大丈夫なんでしょうか。
この考え方は、本当に多い。
言霊、は大事。
でも、こころの声を大切にすることのほうが、
もっと大事。
自分の心や感情に×をつけてなかったことにしては、先に進めない。
嫌なものは嫌。
好きなものは好き。
嫌いなひとは、嫌い。
好きなひとは、好き。
公正に、公平に、
人間関係を創ることなんて、
無意味なのだから。
ほんとは、
器の大きなひとになりたかったんだよね。
優しいひとでありたかった。
ひとの痛みが分かるひとでありたかった。
ひとの努力や、頑張りを受け入れ、
あたたかく包むひとになりたかった。
でも、なれなかった。
なれなかったね。
悲しい涙が流れる。
純粋な想い。
純粋な望み。
でも、
そんなの、そもそも手に入らないんだよ。
こころを、偽ったら、きついだけ。
手に入らない、
手に入れなくていいものを、
望んでいただけなんだ。
わたしもそう思ってた。
イラっとするのも、
このひと苦手、って思うのも、
広いこころで笑顔で対応できないのも、
全部、
器の小ささがさせることだと思ってたし、
だから、だめだと思ってた。
でもそれは、
トイレに行くな、と言っているのと同じ。
人間だからね。
ちゃんと感情も感じてあげないとね。
分かりました。
そううなづいた彼女は、
それはそれは美しく、可愛い笑顔で笑った。
本当に、
魅力的な、
柔らかい笑顔だった。
さて。
あなたが飲み込んでいる声は、なんですか?
ともに、ココロオドル人生を!
吉武悠貴でした。
ヴォイストレーニング、ボイスカウンセリング、
ヴォイスリーディング。。。
話し方、カウンセリング、歌、朗読・・・
あなただけのオリジナルな時間
マンツーマンセッション:こちらから
福岡、鳥栖:調整可能
東京:10月25日
大阪:10月5日
マンツーマン継続:現在、締め切り中
あなたが笑えば、世界が歓ぶ。
あなたが自分を生きることを、
世界は望んでいるのだから。
大好きなあなたへ。
ともに、ココロオドル人生を。
ココロオドル声の伝道師、
吉武悠貴でした。









