『心時代の夜明け~本当の幸せを求めて~』
福岡でも講座をされているメンタルヘルス協会の衛藤信之さんのこの本、通勤タイムに読みました。
通信講座で学んだ心理学の基礎に関することもいくつか出てきて、嬉しかったです。
さてここでいくつか印象的だったことを。
■自己実現について
*マズローは「自分に自信を持ち、自分の好きなことに取り組み、他人の評価も気にせずに、のびのびと世界の中で安心している状態」
*会社で最高のポジションに登り詰めても、定年後は会社に行っても「何か御用ですか?」とけんもほろろに部下から相手にされない人と、定年退職して、職場に影響力を持っていないのに、かつての部下から飲みに誘われたり、一升瓶を持参で相談に部下が自宅を訪ねて来る魅力ある人、どちらを「成功した人」と思うか。
なるほど。
私はどんな人になりたいか考えさせられます。
■「怒り」の感情の下には「期待」がある
*自分のこどもが、子犬を蹴飛ばしたり小さい子をいじめていて腹を立てるのは、「こどもには人の痛みが分かる、やさしいこどもになってもらいたい」という親の期待がある。
そこで「どうしてそんなことをするの」とこどもを叩いたら、ダブルバインド(二重拘束)となる。
なぜなら、弱いものをいじめているこどもを親が同じように叩きながら優しさを教えることは不可能だから。
だからこそ、セルフ・ディスクロージャー(自己開示)によって心情を伝えた方がよい。
ここで挙げてあるお釈迦様の例が、私にはとてもしっくりきました。
修行とはどのようなことか、と聞かれたときのお釈迦さまの答えの話です。
修行者は、第一の矢しか受けない。
第一の矢とは、相手に対して「驚いたり」「疲れたり」「ガッカリしたり」「不安になったり」という感情。
一般人はこちらを「驚かせ」「疲れさせ」「ガッカリさせ」「不安を感じさせ」るような感情を持たせた相手が「悪い」、相手が「間違っている」、相手を「責めてやる」、相手を「懲らしめてやれ」という第二の矢を受けて、相手に一言言いたくなる、批判したくなる、それがトラブルの原因だと。
「第一の矢だけに意識を向けよ!」
なるほど・・・なるほど・・・なるほど・・・。
例えば自分に直接被害がないただ、受け流せばいいことでも、何故か憤りを感じ、相手に対して一言言いたくなってしまうイライラ感、これが第二の矢なのだなと。
第一の矢、自分がどういう感情を抱いたのか、そこにだけ注力していれば、相手に対するむやみやたらなイライラ感が減るのではないかなと思いました。
また、この著者の衛藤信之さん、とても有名な心理カウンセラーの方なのですが、本の中でも相手に対して憤りを感じてこう言った、とか、苛立った感情が出てしまった、ということも書いてあり、『カウンセラー、もしくはデキタ人とは怒りなどの感情を表に出さない。』『すごいカウンセラーはすべてを受け止める広い心と度量、そして神様仏様のような穏やかさがなければならない』というような、私の中の固定観念が崩され、自分の人間臭いというか何というかとにかくそういうようなところがあってもいいのかもしれない、と思えることができました。
通信講座終わったら受講したいなぁ。
もう一度噛み砕いて読み直したい本でした。