よく世界のセレブ映画スターや
日本の芸能人も(たまに)
貧しい国の孤児院へ訪問して”一緒にサッカーをして遊びました”
とか
”子供達の笑顔が素晴らしかった”
とかって
真っ白い歯の子供達と一緒に写真に収まっているのを
目にすることがあります。
また
旅行好きな人が
「アフリカは美しいところでね〜」
「エチオピアは素晴らしい国でした」
とかって書いてあるのも目にします。
私はアフリカは
エチオピアしか行ったことがありません。
しかも2週間しか滞在しませんでした。
でも
とても複雑な思いで帰ってきました。
だって
首都のアディスアババでさえ(郊外はもっとだった)
路上で
生きているのか大丈夫なのか不明な人が
倒れているのか寝ているのかわからない状態で横になっているのなんて
振り向けば、そこにもあそこにも状態でした。
私たちは運転手付きの車の中だったし
ヴィデオカメラを手にしていたけど
とても撮影する気持ちになれなかった。
あ、ストリートチルドレンなんて
わんさかいたから。
引き取った娘に将来、「ここがあなたがいた国なのよ」って
「ほら、美しい国でしょ?」
って見せようと録画しようにも
気持ちよく撮影する気になれるところがないんだから。
郊外の有名な観光地や山に行けば
3歳くらいから子供達が1日かけて上まで登って
マキを拾っているし、
その子供達の靴はもう靴の機能をなしていない感じだった。
外国からの観光客に群がる歯のない子供達。
白人観光客はみんな
お菓子をたくさん持ってきていて
(グラノーラバーとかチョコレートとか)
公園のアヒルに餌をあげよう的な感じで配ってた。
でも、勝手に自分の基準で人を判断しちゃいけないよね。
うん。
そう。
確かに子供達はみんないい笑顔だったし
外国人にたかるのも
山に登って家族のために仕事することも
私たちが思っているようには
苦にしていないのかと思うよ。
街中でサッカーをしていた子供達の靴はボロボロで
足が痛そうだったけど
みんな笑顔だったしね。
私たちの滞在したゲストハウスは
門番が銃を構えていて
ゲートは固く閉じられていた。
中庭はバラ園があって
専属のシェフとたくさんの掃除や家事をしてくれる人がいた。
シェラトンホテルがあるっていうんで
行ってみたんだけど
まるでさー
貧困街のゲットーに宇宙船(豪華ホテル)が降りてきました、って
感じで違和感大有りなの。
もちろんゲートは銃を構えているガードとバラ線貼りまくりの壁に
しっかり守られていたしね。
ホテルの外は
もう誰でもテレビで見たことある
アフリカの貧困街よ。
でもホテルの中はバラ園と噴水。
孤児院はね、
やはり子供達はみんな笑顔が可愛くて
働いている人たちも優しそうだったよ。
でも、このようなアメリカやヨーロッパに
常時養子縁組をしている孤児院はみんなとてもお金があるの。
だって相当な寄付金が来るし
そして、健康で元気な子供達を提供しないといけないから
孤児たちの扱いもいいって聞いていた。
書類提出しに行った孤児院のオフィスは大理石のフロアだったよ。。。
それともう一つ。
エチオピア人ってね、
世界で一番美しい人たちって言われているの。
ヨーロッパとも近いし
独特に混血で確かに女性や子供はすごく綺麗な人が多かった。
エチオピアに白人の男性が旅行に行くと
すごくモテるんだって。
モテるどころか、大勢の女性たちが必死で媚を売ってくるって。
そりゃそうだ。
「白人の男性」=「ここから脱出できる可能性」なんだから。
私が何よりも心地悪く感じたのは
あそこにいると
自分が特別に大事な特権があるように感じてしまうから。
超、上から目線で
全くの別世界を見ているような、ね。
あんな貧富の差はやっぱり力を持っている政治家たちの責任だと思う。
もちろん諸外国の政治家たちも責任があるし
でも結局、そんな政治家に投票している私たちの責任なんだろうね。
アメリカでも
日本でも、
政治家たちは
「この(自分たちの)国の豊かな未来に」っていうことだけに力を入れて
国際社会の競争に必死だしね。
本当にどうしていいかわからないから
この現実は目にしたくない、って思ってしまう。
だから残念だけど
また行きたいなって全く思わなかったよ。。。