ひとり来て
ひとり帰るも迷いなり
来たらず去らぬ
道を教えん
一休禅師
◎迷いなり…幻想だよ

わたしたちは、来ることも去ることもない大きな流れの一部として存在している。最初から「完成」している場所に、立っているにもかかわらず、外側からの「自分軸」「自己成長」などの響きに揺さぶられていく。世の中のキラキラした言葉たちは、誰かが作った物語なのだということに、いつか、そっと気付く。わたしたちは、その物語の「迷いなり(幻想だよ)」を見抜くとき、「ただ静かな呼吸を見ているだけでいい」ということに安心する。