愛してる。
アイシテル。
6文字の言葉。
数年前まで口に出したことの無かった言葉。
結婚式場で仕事をしていた時には、
これから夫婦になろうとする人達が
毎日神さまに誓っていた言葉。
酔った男がボタンを外しながら言う言葉。
ロックバンドのバラードで使われる、
女子の目をハート型にしちゃう言葉。
自分には畏れ多い
得体の知れない重量を感じる言葉。
「愛を」「する」って何。
「愛」 が 何かわからないのに。
自分からは発することが出来ないけれど
心の奥底では
喉から手が出るほど渇望していたのだ、
と気付いた言葉。
大切な息子に、そう伝えたいのに
喉で詰まって絡まって止まってしまう言葉。
そのひと言に、全てが詰め込まれている
魔法のような響きを持った言葉。
そうしたら
「愛してる」を
頻繁に口に出す人に辿り着いた。
びっくりした。
花咲か爺さんが枯れ木に灰を撒くように
その言葉を使う人がいるのだ、と思った。
初めて対面したその日に
サインをいただいた書籍
そこには
「大丈夫 ありがとう あいしてます」との
言葉が添えられていた。
豆鉄炮をくらったニンゲン。
実際、花咲か爺さんの撒いた灰のように
その人の言葉を浴びて
わたしの心には小さな花が咲いた。
その言葉をむさぼるように
ごくごく飲んで、
ああ、自分はカラカラに乾いていたのだ、と
初めて気が付いた。
欲しいなんて思ってないよ、
わたしは平気、困ってないもん、と
拗ねちらかしていた。
そうよわたしは我慢大好き小池さん。
「よく我慢できたね〜!」が
褒め言葉だと信じて育った小池さんじゃ。
そして
わたしが無意識のうちに握りしめていた
「愛」とは
◇ 相手のために自分が我慢すること
◇ 相手がやりたいようにやるために
自分が耐えること
↑
これを「頑張って」やること
であったことに気付いた。
おいそれと口に出来ないわけだよ![]()
戦時中じゃないよ、昭和だけど。
気が付いたら令和だよ。
だから、
「愛しているというのなら、
なぜこの人は、我慢してくれないのか」と
思っていたし、
「わたしがこんなに我慢しているのだから
あなたも我慢してよ」 と思っていた。
今となっては
ちょっとそこのあなた、と
つっこみたくなりすぎるけど
その頃は本気でそう思っていた。
そして生まれて初めて、
愛とはそのままを認めること
という定義に触れて、膝が抜けた。
脳内は、ガラスの仮面のワンシーン。
(公式ラインスタンプより。持ってた。)
定義が違いすぎて、もはや別物じゃん。
やい。
カレーとウ〇〇くらい違うじゃん。
鹿と歯科くらい違うじゃん。
大谷翔平と渡邊雄大くらい違うじゃん。
(わたしには似て見えるけど)
わたしが歯を食い縛ってしてきたことは
一体何だったんだ。
ズコーだよ、ズコー!!図工!!
そもそもの定義って、
聞いてみないとわからない。
人にも、自分にも。
「それ」を そもそも
「どんなものだと定義しているか?」って
めちゃくちゃ大事なことだ。
そもそも論。
言うは易く行うは難し
でも わたしはその世界で生きていきたい

