FGOにて阿曇磯良が登場し、「ユタ」という少女まで出て来たということでますます盛り上がった私ですよ。
豊姫はそこまで重要視されて来てはいない人物ですが、実はかなりの重要人物だったのではないかと私は思っております。
豊(トヨ/ユタ)姫
神功皇后(14代仲哀天皇の妻、15代応神天皇の母。神降しの出来る巫女)の妹。
『古事記』『日本書紀』には登場しませんが、北部九州には豊姫の名があちこちに伝わっており、それによると、潮の満ち引きを司る潮の満ち引きを司る干珠・満珠(潮涸珠・潮涸珠)を海神から譲り受けたという事です。
『日本書紀』には、神功皇后の妹として虚空津比売(ソラツヒメ)のみ記載があります。
虚空津比売が行った事について記載はなく、豊姫と同一人か定かではありません。
しかし、「虚空津日高(ソラツヒコ)」は、『日本書紀』で海神から干珠・満珠(潮干珠・潮満珠)を譲り受けた人物として記載があります。
虚空津日高とは、海幸彦の弟である山幸彦の別名です。
日本国語大辞典 には「虚空津日高/虚空彦」を「皇位を継ぐ尊い御子」と記載されていますが、そうではなく、干珠・満珠(潮干珠・潮満珠)を継ぐに足る人物で、男性を虚空津日高、女性を虚空津比売と呼んだとも考えられます。
※補足※
山幸彦・豊姫は、太陽神である天照大神の子孫。
磯良は、海神である綿津見神の子孫とされる。
他、豊姫と同一人物とされる人物の名前として與止姫(ヨトヒメ)、淀姫(ヨドヒメ)、世田姫(ヨタヒメ)があります。
ストーリー
阿曇磯良は海神のところへ行き、潮の満ち引きを司る干珠・満珠(潮干珠・潮満珠)を貰いに行きますが、なかなか貰う事が出来ません。
代わりに、豊姫が海神の所に行きました。
すると海神は「神楽を舞うならば授けよう」と言いました。
そこで豊姫は神楽を舞い、海神から干珠満珠を授かりました。
神功皇后は干珠満珠を受け取り、朝鮮半島へ出兵し、新羅を攻めました。
満珠の力により、船は勢いよく進んで陸に上がり山に登らんばかりでした。
新羅の王はそれを見て大変恐れ慄き、戦わずして降服し朝貢することを誓いました。
干珠満珠はその後、一説には、干珠島・満珠島という、山口県の周防灘に浮かぶ島になったとされています。
前回
※写真は、福岡県飯塚市の撃皷神社の神楽における演目「三韓後段」と、山口県下関市の干珠島・満珠島の写真。
撃皷神楽でのストーリーとは多少異なります。





