2010年の私は、本当に「ハイフン」という作品がお気に入りだったようで…。

数年後、このブログを読み返した時、同じように思うのでしょうか。
私、XXが好きだったんだなぁ…と


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【人と人を繋ぐ朝顔の種。「ハイフン」。】

その日は社主日比野によるクレーンペインティング当日で、筆者は立入禁止エリアの警備を手伝うべく、アーツ千代田3331を訪れていた。
これは、そんな中遭遇した心あたたまる出来事とそれにまつわる筆者の感想である。


「あっ!」

思わず化粧室でそう声に出してしまった。

目の前に現れたのは、ちょうど一週間前に社主日比野の展覧会で行っているワークショップ「ハイフン」を楽しんでいってくれた親子のお母さんだった。そのお母さんは、クレーンペインティングの開催日を間違えてその日に来てしまったらしく、帰り道に

「また来週も来ます。」

と言ってくれていた。
そして、当日まさかの場所での再会である。

つまり、何とも言い難い化粧室での劇的な再会となった。しかし、その時の驚きは、「再会」という言葉に、程よいスパイスを加えてくれたことには間違いない。

思わず発してしまった言葉に気が付いたそのお母さんも筆者のことを覚えていてくれていたようで、「後で行きますね」と、また嬉しい言葉をかけてくれた。

その時の筆者の感動と嬉しさは、本当に言葉に表せないほどのもので、思わず、にんまりしてしまうくらい心があたたかくなった。


その後、今回は親子3人で実際に「ハイフン」に体験に来てくれて、

「これ、おもしろいんだよね」

とその女の子は今回も楽しそうに毛糸で朝顔の種を紡いでくれた。




ここで、明後日朝顔の企画概要を確認してみる。

その一文に「朝顔の育成を通して、人と人・人と地域・地域と地域のコミュニケーションを促し…」とある。そう、筆者は正しく「ハイフン」という朝顔の種を育てることを通して、そこで出会った人たちと自然とコミュニケーションを取っていた。

それは、意図的に何かつながりを作ろうと思ってやっていた訳ではなく、「ハイフン」という作品を通して、今回の場合でいうと、自然と筆者とその親子に芽生えたコミュニケーションだった。

そう実感したとき、社主日比野が取り組んでいる様々なプロジェクトが、いかに人と人とを結び付けているのか、自分の体験として感じることができた。

これまでこのような体験をしたことのない筆者にとって、その経験は強烈に心に残るほどの新しい経験で、そして新しい芸術に形であった。

この感動をどのように言葉にすれば伝えられるのか、本当にもどかしい気持ちになるが、こうして社主日比野の思いを実体験できたことは、まるでこの展覧会の隠し味を堪能できたようで、またにんまりとしてしまう筆者であった。

 

 


クレーンペインティングの様子
(千代田区観光協会さんより拝借:
 http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/2109/EntryID/3276/Default.aspx)

 

 

 

 

 


完成
(アーツ千代田3331より拝借:
 http://blog.3331.jp/staff/201011/000716.html)