松濤のフレンチ バカール閉店後、石井真介シェフが1年の準備期間を経て、2016年4月にオープンした Sincere (シンシア)にて、オートクチュールコースとワインのペアリングを楽しんできました。




▶  ドラピエ マグナム (追加注文)

1杯目はグラスでシャンパーニュをオーダー。




マグナムなのがうれしいです!




▶ 香箱ガニ、塩水ウニ




この季節ならではの香箱ガニの内子と外子を身と和えてあります。
塩水ウニとコンソメジュレ、芽ねぎのアクセントが加わり、紫蘇の香りが爽やかです。
トマトのムース、カリフラワーのムースが点在していて、エスプーマのクリーミーなカリフラワーと爽やかなトマトと、スプーンごとに味が変わります。




器の下に、お手紙のようになった本日のメニューが隠されていました。




▶ 選べる自家製パン




ブリオッシュ、ノアレザン、グリーンオリーブのチャバタ、かぼちゃのペーストに入った食パン、ポルチーニのバケットから、グリーンオリーブのチャバタとポルチーニのバケットを。




ひらがなで「しんしあ」と入った食パンもかわいい。




▶ アミューズ




・ 飴がけのトマト、お砂糖、岩塩、ペッパー。

トマトのヘタはローズマリーの若葉です。
甘さ、塩気、酸味、辛味、苦味のバランスが絶妙です。

・ イカスミのおこげ、熊本の馬肉のタルタル

おこげがごませんべいのようにかりっかりで香ばしいので、馬肉のタルタルが爽やかに。




・ ボルシチ

ビーツを練りこんだラビオリに、イノシシのラグー。
ギトッとしたピロシキ感覚です。

・ 豚足のコロッケ

ふんわりしたハーブパン粉揚げをタルタルマヨネーズで。

・ マドレーヌ




自分でつかんで、アミューズを完成させるのが楽しいですね。




パイ生地にブーダンノワール入り、香りがとてもいいです。




・ 月のワイン

セミヨンの早摘みできれいな味わいです。




・ ロワールの白

木の芽のような苦味が爽やか。




▶ 鹿児島の筍に山菜

筍とイワシ、大地の香りを味わう一皿です。
玉ねぎのピューレ、パウダー、たぜり、たらの芽、イワシを軽く炙って。
筍はほっくり、クワイのよう。
サクサクにフリットしたたらの芽がワインに合います。




▶ 花巻のエーデルワイン

友人が現地にも足を運び、一押ししているワインが出てきました。
リースリングと甲州三尺の掛け合わせ。
神奈川の日本酒のような、吟醸香もします。
温度が上がるとエルダーフラワーのような華やかさも感じられました。




▶ 群馬の山奥で金子さんが育てた蕪のスープ

テーブルで仕上げる、雪深いイメージから、蕪のスープです。
ちなみに、器の下の部分の蕪は食べられません……




アオリイカをごくわずかに添えています、と説明いただきました。
蕪とお水だけのしおしおとしたスープ、焼き目のついたほろほろ蕪に、ときおり甘くモチモチしたイカの食感が加わります。




カラフルな蕪は、ホクホクとサツマイモや山芋のような甘みとキレがあり、エーデルワインと特に相性がよかったです。




▶ 白子のパイ包み

どうやって半分に切ったのか、と不思議になるくらい、柔らかくふわふわの白子がたっぷりと詰められています。
パイ生地の内側はほうれん草でくるんであります。




パイでほどよく蒸され、香ばしくなった白子を、ベルモット、エシャロット、ケッパーのクラシックなソースでいただきます。
スパイスと酸味がほどよくきいたソースのお野菜は、丸・三角・四角と、細やかにカットされていて、万華鏡をのぞいているよう。
菜の花も添えられ、冬と春のつながり、生命の息吹を感じさせる一皿でした。




▶ カリフォルニアの白

そのまま飲んでもバランスがよく、華やかなシャルドネです。
パイ生地の香ばしさに合うトースティさがあります。




▶ 甘鯛の鱗焼き ホッキ貝、サフランとキャベツのソース

アツアツの甘鯛を、エディブルフラワーで彩られた温かいサラダの上に、テーブルで載せます。
サクサク、パリパリのふわふわ。
かぼちゃやサツマイモのピュレのように甘さもあるソースがとても好みです。




▶ ムルソーの白

しっとりとみずみずしいシャルドネです。




▶ 石黒さんのホロホロ鶏 じゃがいもとトリュフのソース

ナイフは自分で好きなものを選べます。




甘美なグレイビー。
プルロット、蕗の薹のソースが、気品のある早春の香りです。




▶ ボー・ペイサージュ 2010


ボー・ペイサージュ出てきちゃいました!
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローのほんのりメローな味わいが、グレイビーと引き合います。




▶ ストウブの炊き込みご飯 (追加注文)

鯛と手羽先のブイヨンでとったお出汁で炊き上げるストウブご飯。
当日は3種類用意されていました。




私はチーズの盛り合わせにしました。

▶ フロマージュ (追加注文)

・ ゴルゴンゾーラ ドルチェ
・ パルメザン
・ モンドール
・ ピエダングロワ
・ コンテ




▶  ワイン (追加注文)

・ ブルゴーニュのピノ・ノワール
・ ジュラのワイン 
・ ドイツのリースリング




▶ 抹茶のメロンソーダ




メロンソーダな味わいのエスプーマの中に、フロマージュブランと抹茶のアイスクリーム。
最後はお薄をいただいているようでした。




▶ 而今 にごり (追加注文)




▶ 雪降るデザート (追加注文)

八海山の酒粕のアイスクリーム、トリュフアイス、バニラアイス、メレンゲ、ホワイトチョコレート、レモンのクリーム、はっさくのガナッシュ、銀箔とチョコレートのパウダー。

スパークル、ミルキー、トリュフ、シトラス、好きな味わいが重なり合います。
雪の結晶のチョコレートも可愛らしい。
これは頼んで正解でした。




デザートに日本酒?と一同びっくり。
にごりのドライさがデザートの大人の甘さを引き立て、マリアージュして魅力が深まるのを実感しました。




▶ お茶菓子




・ ブルドネージュ
・ シュークリーム ベリーとチーズ




・ チョコ

どれが食べられるのか、食べられないのか、間違えて違うものを食べてしまいそう!?




▶ レモングラス、ペパーミントのハーブティー

フレッシュなリーフなので、とても香りがよく、たし湯をお願いしてしまいました。


▶ トマトのマカロン

ローズマリー、胡椒でスパイス感を加えたマカロンがお土産です。
コースが終わっちゃうね、と、みんなでしょんぼりしていましたが、次の朝、起きるのが楽しみになりました!




初訪問でしたが、よく来ている友人と一緒だったということもあり、とてもリラックスして過ごせました。




シェフズテーブルでいただきました。
シェフがお料理の説明にいらしてくださいました。
オープンキッチンの間が通路として通れるなど、まるでシェフのお家にお邪魔したような、距離の近さも魅力でした。




お料理はもちろん、お酒も十分な量があるペアリングコースにも大満足でした。
ランチもディナーも、ぜひまたお邪魔したいです。


 

sincereフレンチ / 北参道駅原宿駅千駄ケ谷駅
夜総合点★★★★ 4.0


【お店情報】 sincere
ジャンル:フレンチ
アクセス:東京メトロ副都心線北参道駅1番口 徒歩5分
住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-13 原宿東急アパートメントB1F(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 原宿×フレンチ(フランス料理)
情報掲載日:2017年1月24日

〓ゆうき〓