どんなことでもマスターするには
「10年経ってようやく一人前」
なんて言われたりします。
仕事を通した個人のキャリアも
同じだなと思います。
あなたは最初の仕事を選択する時、
何を基準に選びましたか?
「この仕事をする能力に長けてるから」
なんて人はそうそういないはずですよね。
多くは、
「この仕事に興味があるから」
「挑戦したい分野だから」
「この組織に入るのがワクワクするから」
などが本音ではないでしょうか?
そんな期待を持ってスタートさせた仕事も
ある程度やってみないと、
本当にその仕事が求める能力を
自分が持ち得るのか?
自分がやりたいと思うことができるのか?
が、分かりませんよね。
仕事においては、
仕事内容のチェンジの有無に関わらず
一定の経験を重ねてようやく、
自分の志向や能力、働く意味、
仕事に見出す価値観が
わかってきます。
「キャリア・アンカー (*)」の提唱者
エドガー・H・シャイン先生も、
「キャリアを歩むひとが現実の職種について
十分な経験を重ねていって能力、動機、
価値観をよく理解するようになるまでは、
はっきり熟成した自己概念にはなり得ません。」
「おそらく10年、ないしはそれ以上の
現実の仕事経験が必要になるでしょう。」
と言っています。
(出展:金井壽宏・訳『キャリア・アンカー』)
*キャリア・アンカーとは、あるひとが自分のキャリアを決める際、指針にも制約にもなる自己イメージのこと(出展:同)
10年というのはひとつの目安ですが、
それほどに人は自分の本当の
自分らしさや拠り所に気づくのに
時間がかかるのです。
この10年をどう捉えますか?
長いですか?短いですか?
私は長くて貴重な10年だと思います。
80年生きたら8分の1。
100年生きれたら10分の1。
人生に占める割合は10%以上です。
だからこそ、そこで見つけた自分のアンカー、
これからの人生を生きるために
じっくり向き合っていただきたいなと
思います。
「10年かかってしまった!」
なんて思わなくていいんです。
「10年かけて温める」
と、腰を据えましょう(^^)