オリジナル料理
パシャッ!
嫁が晩御飯のおかずを写真に撮り、スマホでちょこちょこ操作している。
カズマ「ん?お前もついにインスタとかFACEBOOKでも始めたのか?」
ネットに疎く、SNSとかまったく興味のない嫁。
鬼嫁日記のブログが書けたのも、嫁がまったくネットに興味がなかったおかげでもある。
嫁「SNSとかじゃないの。7階の奥さんに送ってるの」
7階の奥さん・・・。
なんでも、オリジナル料理を作り、それを写真に撮って
材料や調理方法を当てるっていうクイズをやってるらしい。
嫁「これがすごく楽しいの♪パーフェクトで当たったときは、
自分が天才料理人みたいに思えるの♪」
まったく楽しさが分からないが、嫁が夢中になれるものがあるときは
家庭も平和なので、これはこれでいいのだろう。
土曜日の夕方、嫁の買い物に付き合わされる。
嫁「うーん、今日はどんな料理を作ろう?」
カズマ「なんでもいいけど、さっさと買い物終えて帰らないか?
お腹ペコペコなんだけど」
嫁「ちょっと待ってよ!今日はオリジナルのグラタン作るんだから、少しは考えさせてよ!」
考えさせろって、すでに30分は過ぎてんだけど(;'∀')
オリジナルのグラタンを作るのはかまわない。
かまわないけど、なんでそのオリジナル料理をスーパーに来てから考えるのかと(汗)
家で考えてからスーパーに来いと。。
嫁「うーん、具材は何にしようかなー」
山芋に豆腐をカゴに入れていく嫁(汗)
カズマ「お前、山芋と豆腐とかオリジナルすぎてグラタンの具じゃないだろ(汗)」
嫁「大丈夫よ!絶対に美味しく作るから!」
(;´Д`)
俺は普通のグラタンで十分なんだけど・・・。
30分後、ようやく嫁の買い物が終わる。
買い物で1時間とかありえない(汗)
家に帰ると、お腹を空かせた娘が早くご飯ちょうだいの大合唱。
嫁「期待しといて♪今日はすごく美味しいグラタン作るから♪」
オリジナルじゃなくていいから、早く作ってほしい。
俺と娘の切なる願いだが、それを簡単に口に出せるほど我が家は甘くない。
1時間後・・・。
ももか「パパ・・・。ご飯まだかな・・・。お腹空いた・・・」
火垂るの墓でお腹を空かせた節子のような、哀しい目で俺を見る娘。
ももか、もう少しだからな。頑張ろう(涙)
さらに1時間後・・・。
ももかが泣き出しそうな頃、ようやくグラタンが完成。
嫁「できたー!オリジナルのグラタンが完成したー!」
ももか「やったー♪」
2時間かけて完成した晩御飯。
早速食べようとするも、嫁から強烈な待った!がかかる。
嫁「ちょっと待って!写真撮るから!」
撮り方に不満があるのか?何枚も撮りなおす嫁(汗)
4枚目でようやく納得いく写真を撮り、7階の奥さんに送信してようやく完了。
嫁「お待たせしましたー♪食べていいわよ♪」
ももか「いただきまーーーす♪」
アツアツのグラタンを冷ましながら、オリジナルのグラタンを食べる。
(;・∀・)むむむ・・・。
予想はしていたけど、具材は豆腐と山芋。
不味いか?と聞かれたら不味くはない。
美味いか?と聞かれたら、そうでもない。
また食べたいか?と聞かれたら、もう食べなくていい。
普通でいいのだ。
子供の頃、母親が作ってくれた普通のグラタン。
これでいいのだ(汗)
嫁「美味しい???♪(*‘∀‘)ワクワク」
嫁が期待しながら答えを求めてくる。
娘と目を合わせるアイコンタクト。
ももか「すごく美味しいよ!ママ(;´Д`) 」
カズマ「だな!山芋が絶妙で、これは初めての食感だ(;´Д`) 」
嫁「本当♪良かったー♪すっごい頑張ったの♪
明日はオリジナルのカレーにするね♪」
ももか「うっ、うん・・・。楽しみだね♪」
ももかも小学校3年生。
気を使うことを覚えてきたようだ。。