三つ目童子

う者にはがある



寒山(かんざん) 拾得(じっとく)

中国は唐の時代のひと

二人ともボウボウの髪 よれよれの服を着て

いつも二人で笑っておる…

 

寒山は深山に住み 木の実や山菜を食べ 書を読み

詩を書いて暮らす仙人

トレードマークは巻物

 

一方の拾得は 街なかの寺男

お坊さんたちの給仕や庭掃除 鐘突きなどがお仕事

腰に竹筒 手に箒がトレードマーク

その名のとおり 拾って得する

清貧のひと

 

寒山は時折

ふらりと山を降り 寺を訪ね

偉い坊さんと禅問答などを済ますと

拾得と石段に座る

拾得が竹筒から 集めて置いた

お供えもののかけらを取り出す

ふたりで食べながら

ひそひそアハハ そぼそウフフ

アハハ うふふ…

日が暮れるまで

ワハハ

 

何がそんなにおかしいのか…

ある人が聞き耳たてたが

さて

チンププカンプププ

原宿あたりのギャルのお話どころじぁない

まったくの理解不可能

 

多分

「鬼語」だったんだろかねぇ

うん

鬼語だ

あははぁ

きっと

 

というわけで 彫ってみました

寒山・拾得童子 雲上蹴鞠奇人戦

彫るヤツも

奇なり

 

材=肉桂・モチ・楠/油彩着色/像高170mm/2014年彫/京都・個人蔵