私が所属する、こ―る★ず~という合唱団にはオリジナルの歌があります。
 
 昨年、指揮と指導をして下さる島津氏が作詞作曲をされました。
楽譜を手にした時の思いは、これまでの人生で味わったことのないものでした。

 誰もまだ歌ったことのない歌。私たちの歌がある。どれほど島津氏のなかで温めていたお考えだったのだろう。
生まれたばかりの、温かくて無垢な赤子を抱くような思いがしました。

 自分たちの歌としての意義を育てていくという課題を託された瞬間でした。


 題名は、「ようこそず~へ」

新しいメロディー  たおやかなことば 、、、と始まり、
いつまでもずーっと ここでうたおう
いつまでもずーっと ともにうたおう 、、、としめくくる。

歌詞も曲も覚えやすく歌いやすい。合唱団の名称の ず~(英語の動物園の意味)とかけていて遊びがあり面白い。親しまれる島津氏のお人柄が偲ばれる。

 どのような場で、どのように歌っていくのかで、オリジナルの歌がある意味が育っていくと思われる。
8月のコンサートは この歌から始まる。

 自分たちの歌からはじまるなんて素敵です。とても嬉しいです。

 私がこの こーる★ず~ へ入団することを決めた瞬間を時々思い出します。
初めての体験の日、メゾのパートで歌わせていただいた。曲はサザンのYAYA(あの時を忘れない)だった。
私の身体が、響くハーモニーに抱かれ、フワッと空に浮くような感じがした。心地よい雰囲気の中で解放感を満喫した。声を出すことをもっと楽しんでいいよ、、と許されていると感じ。
長い間、こんな時が来ることを願ってきたことを思い出した。

 残業続きの仕事をしながら、週末ごとの親の介護をする何年間かの生活の中で、楽しんで歌うことをすっかり忘れかけていた。
スポンジが水を吸うように、ハーモニーが気持ちを潤ってくれるのがよくわかった。
 傷ついたり悲しいことを体験することで人の痛みも理解することができるようになることもあるが、満たされているからこそ人に優しくなれる時もある。
音楽は私にとってはなくてはならないものだと、あらためて気付かされた瞬間だった。

「ようこそ ず~へ」 の歌は、柔らかなこころとの出会いの讃歌ように思える。

島津氏に感謝します。


最後までお読みいただいて有り難うございました。。