先日11月7日からパリで行われた第6回世界遺伝子診断学会(CoGEN)に出席してきました。技術面、倫理面その他様々な側面から見た着床前診断、出生前診断について世界各国のエキスパートが議論を繰り広げる学会です。
その中で、体外受精を行なっている方達にとって身近なトピックとして、
1 着床前スクリーニング(PGT-A もしくは PGS )は必須であるべきなのか?
2 モザイク胚は移植できるのか?
と言うものがありました。
今回は1番目の着床前スクリーニングについて少しお話したいと思います。
アメリカでは体外受精を行なっている患者さん全員にこの着床前スクリーニングを行なっているクリニックもよく見かけます。しかし本当に全員に必要なのでしょうか。
その結果は以下のデータでわかります。
これは着床前スクリーニングを行なって、問題がなかった胚盤胞を1個移植した場合(青いグラフ)と、着床前スクリーニングを行わなかった胚盤胞を1個移植した場合(オレンジのグラフ)の妊娠率を比較しています。
女性の年齢が35歳より若い場合は妊娠率に変わりが無いことをこのデータが示しています。
周りの人が行なっている検査でも自分にはあまり価値のないものもあります。
自分にはどんな検査、治療が必要なのか、迷った時にはぜひ STORK TALKS までお問い合わせください。

