昨日、名古屋からの帰宅する運転中に突然に、
自分の手のを見て
『あれっなんだか自分の手じゃないみたいだ。』
そうふと思った。
それはなんとなく。
『え。手って動かす時こんな感覚だっけ?髪を触った感覚もこんなん?』
そこから思い出したのは
シに際の人の話。
〝自分の体が自分のものではない感覚になる〟
それを思い出してから急に恐怖に見舞われた。
『あ、私、魂と体が離れようとしてるんだ』
『というか、もうだいぶ前からシんでいて、全部夢だったのかな?』
そう直感的に感じた。
そんな焦りと不安でいっぱいになった途端
鼓動も早くなる。息もしづらい。
そこで思い出したのは
何年か前に有名な声優さんが高速道路で運転中に
突然の病気でなくなった話。
運転していた彼女は、シを悟ったのか、
他の人に迷惑のかからないように、きちんと傍に車を移動してエンジンをきってなくなっていたとか…。
意識も遠のいてきた。
車を止めた方が良いかも知れないって思ったが、
私の中で誰かが叫ぶ。
〝絶対に車を止めたらダメ。止めたら、その人みたいに本当にシんじゃうよ。〟
私はその声を頼りに、
自分を叱咤激励しながら運転を続けた。
自宅まではあと20分ほど。
『絶対に生きる!子供達の所まで帰るんだ!』
『私は大丈夫。ここにいる。ここにいる!』
そう何度も強く叫びながら、必死に深呼吸をする。
何が起こってるのか全く分からない。
でも言葉が次々に溢れ出てくる。
『子供たちを幸せにするんだ。自分を幸せにするんだ。だから、どうかまだ生かしてください。』
『今までごめんなさい。もう死にたいなんて絶対に言わないから、チャンスをください。』
苦しいながらにも頭の中は少し冷静で、
あ、私の心からの願いってこれだったんだなって
気づいた。
家族との時間を大切にしたい。
今までどれだけ深掘りしても、出てこなかった
自分の本当の願いはこれだとはっきり分かった。
〝本当に少しでも気を許したらシぬかも知れない。〟
〝私は大丈夫。帰って子供達を抱きしめたらこの苦しみは終わるんだ。早く帰らなきゃ。〟
信号待ちで、停車するたびに
このまま意識がなくなってしまうんじゃないか。
そんな恐怖に襲われて、
以前教えてもらっていた真言を唱え
手を叩く。
〝ほら、少し楽になったよ。〟
そう自分を励ましつつも、なんとか家に着いた。
だけど、
着いても変わらず鼓動が激しい。息苦しい。
早く、娘の元に!!!
カバンも鍵も持たずに
車から逃げ出るように家に駆け込んだ。
そして
学校から帰ってきてテレビをみていた娘に抱きついた。
その瞬間、涙が溢れた。
『帰ってこれたよー。本当にシぬかと思ったよー。
怖かったよー。』
わんわん泣く異常な母を横に娘は驚いていた。
👧『まま、どうしたの?』
そう聞かれても、ただただ
〝怖かった、シにそうだった。〟
それを伝えて強く抱きしめることしかできなかった。
これで、何もかも元通りになるはずだ。
そうたかをくくっていたが、
鼓動の速さも、呼吸のしづらさも変わらない。
それどころか、
さらに気持ち悪い。血の気が引いていく感覚。
手が痺れる。今にも倒れそうだ。
どうしたら良いのか分からなくなり、
リビングをぐるぐる歩き回る。
鏡で自分を確認して、顔を見て
〝ほら、まだここにいる。生きてるよ。〟
それを確認して自分を安心させるかのように。
だけど、鼓動の高鳴りが止まない。
〝本当にもうダメなのかも知れない〟
そんな思いもよぎりつつも、
意識朦朧に
裸足のまま気づいたら外に出ていた。
…②へ続く。





