鳥インフルエンザってペンギンにも感染するのか? フン、勝手にしやがれ!
「ワクチン政策のパラドックス」という論文がある。静岡大学工学研究科の鈴木崇文という方が日本応用数理学会で平成20年に発表された理論で、概要は以下のようなもの。
「2005年9月中国で実施された家禽の鳥インフルエンザウイルスに対するワクチン接種政策を例に数理モデルを考え、解析の結果,大変興味深いことに、家禽へのワクチン接種率を上げることが,総感染個体数を増加させうることを発見した。つまり、感染個体数を減少させるための家禽に対するワクチン政策が、感染個体数の増加を引き起こしている.」というもので論文のタイトルはずばり、「ワクチン政策のパラドックス」。
本文の中で鈴木氏は「ワクチン感受性ウイルス種とワクチン抵抗性ウイルス種の毒性の大小がワクチン政策の有効性に影響を与えている」と結論。
具体的には、「ワクチン感受性ウイルス種の毒性がワクチン抵抗性ウイルス種の毒性が大きいとき、ワクチン政策によるワクチン接種率pの増加が総感染個体数を単調に増加させている。ワクチン抵抗性種の毒性に変化がないときや、強毒性になるときにはワクチン接種率の増加は単調に総感染者数を減少させ、パラドックスはワクチン抵抗性種の毒性が弱いときにみられる現象」なのだそうだ。
このパラドックスが生じる前提は
①ワクチン抵抗性変異種の数>ワクチン感受性種の数
②ワクチン抵抗性変異種の毒性<ワクチン感受性種の毒性
ということらしい。
引用元:
A paradox of vaccination strategy(Theory,Mathematical Medicine,<Special Issue>Joint Symposium of JSIAM Activity Groups 2008)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsiamt/18/3/18_KJ00005033205/_pdf/-char/ja
これは興味深い数理論だと思う。
■ヒトにおけるCOVID-19感染者数の増加要因は単純に感染率が高い変異種の蔓延が原因なのだろうか?
この数理論は家禽の鳥インフルエンザウイルスに対するワクチン接種政策を例にしており、家禽という一カ所に集められた極めて密な個体集団を例にした理論であり、その理論がそれぞれの住宅に住む個体集団のヒトに当てはまるのかどうかはわからない。
ヒトには個体別に行動パターンなど他の多くのファクターがあるため、そのままCOVID-19の変異種と武漢種についてあてはまるわけではないかもしれない。
しかし、5月10日現在、感染拡大が顕著な大阪での主要な病原体は英国株だときくし、武漢株に対してつくられた「ワクチン(仮)」が武漢株よりも感染率が高いとされる英国株にも実際に有効であるのかどうか、そもそも「ワクチン(仮)」の副反応、接種後の免疫減弱、ADEのリスクなど不確定要素が多すぎることも問題。
製薬会社の示す「有効性」の数字は接種後7日以降での接種群とプラセボ群の比較で、急性期の比較数字でしかない。
実のところ、「変異株」に対する「ワクチン(仮)」の治験データーの結果数字は欠如しているわけだし、変異株が蔓延している中、現在の「ワクチン(仮)」を闇雲に頼ること自体も想像だにしていなかった薬害リスクすらあるわけだし、本末転倒であるように思える。
