好きなブロガーさんの記事を読んで、ふと本町の写真館が浮かんできた。グーグルで見るとお店は当時の姿のまま営業していて驚いた。
そこのほんまもののお嬢さんYちゃんと高校三年の時同じクラスだった。
今はお兄さんが跡を継いでおられるのだ。
Yちゃんは大学卒業後に禅の道に入った。
振袖は要らないと彼女は言ったそうだけれど、
お母さんはクリーム地の総絞りのお振袖を誂えて、Yちゃんは眼鏡を外して卒業証書の筒を抱いてちゃんと微笑んで写真に写っていた。
「いつか家に帰って来ることがあったら羽織にでもして」と振袖をいとおしそうに撫でていたお母さん。
年月も距離もこんなに遠くなってしまったけれど、彼女の場所で何かを希求して座り続けているんだろうと思う。
5月に鉈屋町からバスセンターへ南大通りを歩いて、こちらもほんまもののお嬢さんのお家だった電気商会のビルが廃墟になっているのを見た。
私の父の材木店もこれから朽ちていく。
全ては変わり、やがて消えていく。
本当に欲しいものは何
たとえばひとつの美しい経験
思い出は美しくも悲しいよ
明日もダイエット頑張るよ