「俺って人より動作遅いかなぁ」
私「うん、そう … えっ!今気づいたん⁉️」
「うん、なんか他の人より反応が遅いみたい」
私「そやなぁ…」
「でも反射神経いいよなぁ」
「機敏に動くし」
私「そうやで。」
「空手でも、幻の左持ってたよな。」
「一本勝ちして優勝もしたやん。」
幻の左とは、左上段回し蹴りのことで、組み手中、お互い夢中で打ち合いをしていると、一瞬顔のガードが甘くなる時があるんです。そのスキをついて左足で蹴る。という技です。
まともに当たると一本勝ちします。
私「道場の先生からも動けるデブって言われてたな。」
先生は、口は悪いけど愛情のある指導をしてくれて、茂も一生懸命練習していました。
私「サモハンって呼ばれてたやん」
サモハンは香港のアクション俳優サモ・ハン・キンポーのことで、ぽっちゃりお茶目な三枚目だけどカンフーがむっちゃ強くて、大好きな俳優さんです。
「うん」
そっか…
茂は、自分のこと客観的に見られるようになったんやね。
自分としっかり向き合えてる。
そして、母親にちゃんと話せてる。
うん、順調に成長してるやん。
のんびりしてるのは茂の持ち味で、そこをあえて直さなかったからこそ、人には出せない独特の空気感があるのだ。
でも、茂は状況によってすばやく動かなければならないことを、学校生活で学び気づいたんやね。
その調子‼️
気づいたら、成長は早いから。
頑張れ、茂‼️




