すごい時差投稿ですけど
まだ完結していなかったじゃないの、そういえば。
というわけで続き。
東京で行きたいところは事前に色々とピックアップしていたけれど
予想通り、気力と体力が追いつかず
正直ピックアップした10分の1も行かなかった。
到着した日は
目黒川沿いを散歩しながら
ホテルの近くの八百屋で買ったミカンを3つだけ買って食べたりした。
もちろんけして綺麗な川ではないのだけど
おーーー
テレビやドラマで見たことあるぞーー
なんて思いながら眺めて歩いた。
誰がこんなとこに住めるんだ?と思うくらい立派なマンションや
その時代のモダンさを漂わせるなんともイケてるヴィンテージマンションとか
こんなでっかいビル誰がどう建てたんだ?
これが倒れないのってすごいなぁとか
あんな小さい犬ってこの世に存在したのか…と
目が離せなくなるくらい、恐怖を覚えるほどの小さな犬とか
犬を連れてる御婦人の香水がものすごい強いけど
犬ははたして大丈夫なんだろうか…とか
東京にも緑は思ったよりあるんだなぁとか
そんなことを考えながら
秋を迎えていた北国と同じ国と思えないほど暑い中
目的もなく歩いた。
あとは3日間の展示が終わった翌日
今回展示の機会をくれたマブダチの姉が
一日私の相手をしてくれた。
どうやらその1週間
ほぼ毎日酒を飲んでいたらしいマブ姉は
この日も疲労&二日酔いで
待ち合わせ場所にげっそりぐったりした様子で
あらわれた。笑
仕事やら家のことやら忙しいに決まってるのに
展示会の支度を手伝ってくれて、3日間毎日友達を連れて遊びにも来てくれて
本当に感謝と申し訳無さで頭があがらない。
そんなマブ姉と午後に合流して
私が行きたかった写真美術館に付き合ってもらった。
数名の写真家の方々の写真を見ることができたけれど
そこでたまたま見ることになった
この甫木元空さんという方の写真が特に
とてもとても
よかった。
調べてみると
この方は音楽活動や映画監督をされてる方のよう。
一枚一枚
写ってる景色も人ももちろん初めて見るし
自分の記憶の中にあるはずもないのだけれど
その光景すべてが自分の記憶のように感じてしまう。
今日ここにこなければ
多分
一生思い出すことがなかった記憶の扉が開いていく。
そんな感情を揺さぶられる写真たちだった。
他人が感情を揺さぶられる、ということは
あの場所であの瞬間
シャッターを押し続けた彼の心はもっともっと震えていたのだろうと思う。
目を背けてしまいたくなる
背けることもできる瞬間からけして逃げずに
目に、心に
しっかりと焼き付けるその作業ができるものにしか
人の心を震わせることはできないのかもしれない。
一枚一枚のその大切な瞬間を切り取った写真たちに目を通しながら
そんなことを思った。
東京では特別なことはなにもなかったような気がしていたけれど
今振り返ると
たくさん知り
たくさん思い
たくさん感じた旅だった。
疲れて一日ホテルの部屋で寝ていて
なんとか気力を奮い立たせて食べに行った
ホテルの近くのうどん屋も
カレーうどんを推してる店のようで
混んでる店内でお客がみんなエプロンをつけ
並んでカレーうどんをすすってるのはなんだか面白かったし
なにしろとても美味しかったから
またいつか行きたい。
あとは東京で初めて乗ったタクシーの運転手さんは
北海道出身だった。
私が行き先と逆の方向へ向かうタクシーに乗ってしまったらしく、ぐるっとして少し高くなるからとメーターを途中で切って目的地まで送ってくれた。
電車では学校に通う小学生を見ながら毎日関心して
ちょっと心配になったり
(私の住む町では電車を使うことは日常のなかでほぼない)
警察24時の見過ぎでミニスカートの女子の近くに立っている男性が痴漢をしないか監視したり
深夜を過ぎても明かりがついてる高層オフィスビルを見ては、働く人のことやその家族のことを勝手に心配したりもした。
そんなこんなで私の東京旅は
おどろくほどあっという間に終わりを迎え
旅から帰って家の玄関を開けたときのあの
寂しさと安堵感両方が複雑に混ざる感じ
それもしっかり感じて私の旅はさらに、完結。
今度は体力と気力をもって
心をゆさゆさ揺さぶられに
もっと色んな東京を見てみたい
そんなことを思う。




