ピアニスト古瀬安子のブログ -2ページ目
美術館や博物館に行ったあと、
チケットってどうしてますか?
私は手帳に貼っておくことが多いです。
が、最近はオンラインでチケットを購入、
送られてきたQRコードをかざして入場、
という形も増えています。
ペーパーレス化。
便利なんだけど、少々味気なく、
手帳にコレクションもできない
夏休みに行った、こちら↑でも
いわゆる紙のチケットは無しでした。
思い出を記録しておきたい派の私としては
さて、どうしよう?
もらってきたチラシの一部を
切りとって貼る?
かわりに、これを貼りました!
これは、横浜美術館の素敵なお楽しみで、
置いてある数種類のカードから
一枚選んで、このカードが
館内のどの作品の一部がをさがす、
というもの。
絵を見るときって、
全体を一度に視界にいれてから
だんだん細部にまで視線がいき、
細部を楽しんでからまた、全体を眺める、
という繰り返しで楽しむことが多い私。
それがこれは、逆のパターン。
まずは細かいところに視線をもっていく。
宝探しみたいで楽しいです。
あった!
コレクション展の中で発見
マグリット『王様の美術館』
この作品の一部でした。
印刷により、ちょっと色味は違うけど
たしかにこの作品。
佐藤雅彦展のチケットではないけど
この日の日付と、展覧会の名前とともに
手帳に貼りました。
昼間はオペラの稽古でした。
私にしてはめずらしく、
プッチーニの楽譜を2冊
持ち歩く日々
プッチーニ大好きなので、しあわせです。
ひとつ前のブログで、
長年愛用のボエームの楽譜が
こわれそうな写真をのせましたが、
トゥーランドットの楽譜もこんなです。
表紙と本体が外れそうなのを
テープで補修して使ってたんだけど、
それもだんだん剥がれてきて、
上の写真ではほんの一部分だけが
なんとかくっついてる状態。
今日の稽古終わる頃には、それも
ついに剥がれてしまいました。
今日でトゥーランドットは仕事完了なので
それまで頑張ってくれてありがとう!
さて。
これからノット監督の『マタイ受難曲』
聴いてきます。ついに本番
秋が近づいたなぁと感じるとき。
たとえば、
真夏にはゆるゆるのオイル状だった
愛用のリップバームが
ちょうど使いやすい固さになってきた時。
あるいは、
かぼちゃやさつまいものスイーツが
食べたくなった時や、
あたたかい飲み物を選びたくなった時。
急に秋が近づいて来て
とても過ごしやすいのですが、
この季節の空気はなんだか
心をざわつかせるものでもあります。
急に夏がどこか行っちゃって
置いていかれたような気分というか。
また会えると思ってた相手が
いつのまにか引越しで遠くに行ったり
いつのまにか職場から離れたりで、
「えー、ゆっくり挨拶できなかった

」
みたいな感じ。
この少しひんやりした空気に
金木犀の香りが加わると、さらに
切ないような
泣きたいような
なんとも言い表しがたい気持ちで
心がざわめきます。
さて
大学でのオペラ公演『ラ・ボエーム』は
連日、熱い稽古が続いております。
長年使い込んだ愛用の楽譜は
バラバラになってしまいそうな状態ですが
今回も大切なパートナー。
今週末はいよいよ通し稽古です!
一昨日、『マタイ受難曲』の
マエストロ稽古でした。
私にとっては、ノット監督が在任中に
マエストロ稽古で弾く最後の機会。
次のラヴェルは東響コーラスではないし
第九はたぶんマエストロ稽古がないので。
たぶん今回が最後の機会なんです。
長年続けているSNSであるFacebook。
そこの自分のページでは
過去の今日、何を書いていたかを
振り返って見られるようになってます。
まるで「5年日記」とか「10年日記」の
ページをめくっているようで、
とても気に入ってる機能です。
9月12日に出てきた『10年前の今日』
それはノット監督と東響コーラスの
初めての演奏会について書いてました。
マーラーの交響曲第3番。
あまりの素晴らしい演奏に
途中から涙をこらえるのに必死で、
ものすごい衝撃を受けたこと。
このような素晴らしい方を
音楽監督として迎えられる幸せ。
その時感じたことは、
今でも鮮烈に心に残っています。
そのときから始まったノット監督との時間。
合唱団の皆さんよりひと足先に、その
最高にエキサイティングな旅が
終わってしまいました。
寂しい気持ちもとで大きいのですが、
今はただ、この10年間に
感謝の気持ちでいっぱいです

たくさんの新しい作品に出会い、
現代曲に携わる機会も増えました。
今までに経験した作品においても、
新しい景色を見せていただきました。
こんな経験をさせていただけたこと、
もう本当に、感謝しかありません。
ご本人に直接お伝えする機会がないので
ここでひっそり、今の感謝の気持ちを
記しておきたいと思います。
マタイ受難曲のマエストロ稽古、
2時間では足りないくらいの濃さでした。
うわー、そんな感じなんだ

とワクワクしたところがいっぱい、
意外なところもいっぱい。
稽古の合間に急いで書き込んだ
たくさんの言葉たち。
解読できる記憶があるうちに
きちんと書き直して整理したいのですが、
それを終えてしまうと
寂しさが増しそうで、
未だ、手をつけられずにいます。
皆さんは今頃オケ合わせ。
いいなー、まだ一緒に音楽できて。
ウラヤマシイ・・・
どんなバッハになっているのか
本番を楽しみにしています。
昨日は、大切な友人に声をかけてもらい
とある施設で演奏させていただきました。
彼女のお母さまが、デイサービスに
通ってらっしゃるこの施設では
この1週間は「敬老会」として
様々なイベントが行われており、
その中のひとつとして
歌とピアノを聴いていただきました

限られた時間の中で、
お話もしながら、オペラアリア、
ピアノソロに、なつかしい歌謡曲、
みんなで歌うコーナーも数曲ある
そんな盛りだくさんのプログラム

始まる前と終わった後では、
場の空気や皆さんの表情のやわらかさが
全然違っていて、あらためて
音楽の力、歌の力、声の力、
そして彼女の魅力を実感しました。
もちろん、中には
少し聴こえにくい方もいらしたようですが、
音は空気の振動なので、
完璧には聴こえていなかったとしても
音や言葉からの振動、波動は
細胞にダイレクトに伝わっているはず

終わった後の皆さんの笑顔、
とてもとても、うれしかったです。
施設のスタッフの皆さまの
素晴らしいお仕事ぶりにも感動でした。
寄り添い方、距離感、目配り、
必要なサポート、明るい表情と声、
何より
心も体も元気でいてほしい、という愛情を
いろんなシーンで感じられたのです。
こんなふうに接してもらえたら
ご家族はうれしいし、安心だろうな。
数年前、義父がお世話になった施設でも
夫と演奏させていただいたことがあったなと
懐かしく思い出しながら
施設をあとにしました。
夜は東響コーラス。
来週末の『マタイ受難曲』の公演に向けて
最後の通常練習でした。
いよいよ明日はマエストロ稽古!
そんなわけでバタバタしていて
彼岸の入りだったのに昨日は何も準備できず
今日ようやくお花を買って来ました。

