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夫年収1000万円だけど住宅ローン地獄です(泣)

このブログは、娘ふたりが今年から自立後の、アラカン夫婦の日々をお伝えしています。

家族が減って、家計や生活スタイルの変化など、手探りで模索中ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。

 

フランス在住の作家でミュージシャンの辻仁成さんをご存知ですか?

 

 

 

そう、故中山美穂さん・女優の南果歩さんの元ご主人でもありますね。

 

 

最近、ずーっと彼のエッセイを夢中で読んでいました。

 

 

 

小説は、過去何冊か読んだのですが、ちょっと私とは相性が良くないみたいで、今まで遠ざかっていた作家さんでした。

 

 

昔、雑誌「CLASSY」で料理エッセイを連載していらして、

 

 

 

 

その文章の美味しそうなこと!実際作ってみて、簡単で美味しかったこと!

 

 

 

でも、ある意味スキャンダラスな私生活、個性的な外見から、

 

 

「気取った、目立ちたがり屋なんだな。」(失礼!)と距離を置いていた作家さんでした。

 

 

 

今回、図書館で目についたタイトル「84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと」

 

 

 

 

ふーん、傲慢(に見えた)で気取り屋(に見えた)の彼にしては謙虚なことだ、と手に取りました。

←どんだけ、上から目線〜?

 

 

ついでに隣にあった「パリの空の下で、息子とぼくの3000日」も借りました。

 

 

 

 

中山さんと離婚して、10歳の息子さんをパリでひとりでお育てになったのは有名ですよね。

 

 

 

 

子供の頃からちょっと個性的だった辻さんを、大きな風呂敷で包んで、厳しくも、寛大に育てたお母様との想い出。

 

 

昭和の時代に一人の女性として、どんなに辛いときでも楽しむことを忘れなかったお母様の生き方。

 

 

こんな風に育てられたかった。こんな風に娘たちを育てたかった。いろいろな気持ちでぐるぐるしました。うずまき

 

 

「いらいらしてこころが安定しないのは、期待するから、信頼しないから、疑いつづけるから、

 

人任せにするから、相手のせいにするから、希望を侮るから、自分の可能性を信じないから、

 

愛をなおざりにするから、しがみつくから、ご先祖に感謝しないからだよ。」

(「84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと」辻仁成著より)

 

 

「パリの〜」は、中山さんが日本に去った後、途方に暮れながらも、全身全霊をかけて息子さんと向き合い、

 

10歳だった彼が18歳になるまで、ひたすら息子さんを守り、支え、ぶつかり、なぐさめられ、

 

無視され、愛し愛された3000日の記録です。

 

 

 

心に傷を負った少年との、ふたりきりのクリスマスや、進路に悩み、父親に酷い言葉をなげつけるとき、

 

不器用に甘えるとき、シニアのパパを諫める時、異国で時には孤独でも、必死に家庭を守ろうとした辻さん。

 

 

 

離婚という負い目から、常に息子さんに気を使ってへとへとになる辻さん。

 

 

素敵なパリの情景や、美味しそうな辻さんのお料理、フランス的ウイットに富んだ息子さんのセリフ。

 

 

辻さんの愛のあふれるユーモア。

 

 

世界一のシングルファーザーのひとりだな、と感動と尊敬が止みませんでした。

 

 

子育て中の方も、子育ての終わった方も、読後は、絶対何か特別なものを感じられると思います。

 

 

 

「大人になった今現在のぼくは残念ながらもう世界のほとんどのことを知ってしまった。

 

知らないこともいっぱいあるけれど、だいたいこういうものだと理解できている。

 

そういう意味で、ぼくはもう生きることにほぼ慣れてしまったということができる。

 

生きるということはたいがいが、面倒くさいものであり、予測がつかないものであり、

 

それでいて、なんとかなるものでもあった。」

(「パリの空の下で、息子とぼくの3000日」辻仁成著より)

 

 

夢見がちで、不器用だけど、最高のお父さんなのでした。。。