昨日は、新型コロナで様々な自粛が言われている中でしたが、

どうしても井本先生の講座を受けたくて、久しぶりに電車で出かけました。
講師は、こちらの本↓で紹介されている、栄光学園の数学教師 井本陽久先生です。

 

 

 

先生の講演会を聞いて、大人向けの講座に参加したのは今回が2回目。
前回もとってもワクワクしたので、今回も楽しみに会場へ向かいました。


ところが!会場に置かれていたのは、図形のプリント!!

「まじ~!?久しぶりすぎて、わかる気がしないんだけど~。」と、一気にやる気がしぼむ私(笑)。

 

ですが、そんな数学に苦手意識の強かった私にも、「あれ?できるかも?」とあっという間に

スイッチを入れてしまう井本先生。

図形のプリントを通して、論理的であることに、穴がないとは言い切れない。
人は論理に弱いので、穴がないかどうかを考えてみることが大事で、「本当かな?」と確かめて

みないとまずいことがあると仰るのです

人は無意識に根拠としている部分を疑うことが苦手で、無意識の根拠を
疑うためには、

一度、意識化するしかなく、それに気づけるのはミスすることが大事ということを
問題を解きながら気づくことでできるように構成されていました。

 

1月に放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」の映像の中でも紹介されていたのですが、

幾何の公理を記号化してしまうことで、こんなにも自分の思考が解放されるんだというのを

実際に体験できたのは驚きでした。 そして、この記号化することにより、図形の証明問題の

復習が簡単にできるようになり、復習すると、子供たちの思考が高速化するというお話をされて

いました。

 

そして、子供の字が汚いと嘆くお母さんが多いけれども、あれは、子供たちの思考のスピードに

手が追い付いてないだけなので、かえって字をきれいに書かせようとすると、思考を妨げてしまう

だけですという指摘にも驚かされました。
・・・早速、夜、うちの子に井本先生のこの話をしたところ、「でしょ~!」と言っておりました(笑)。


子供というのは、スモールステップで難易度を上げた問題を解いていくことにワクワクしない。
だから、教科書に沿った授業では退屈してしまうというお話をされていたのも新鮮でした。

また、コツコツタイプの子供というのは、どうしても、スタート時点から問題を解いていこうとしがちで、
その点、気が散りやすい子や多動の子は、一度に複数のことを考えているので、ゴールから

逆算して考えることができ、最短ルートを見つけられるのは、案外、後者だったりするという話も

されていました。

 

講演会も講座も、学校の先生の参加者が多く、、先生たちは井本先生から1つでも吸収したいと

必死です。その様子を見ると、先生として子供たちの力になりたいと自分のお金と時間をかけて

参加する先生がこんなにも多いことに、私はいつも胸が熱くなるのでした。
子供に戻った気分で、ワクワクする~!なんて喜んでる私とは訳が違うのです。先生方は。

 

 

そして、終わりが近づいた頃、難易度高めの問題について井本先生が「この問題は~」と解説され、

「あ~なるほどな」と思ったところで、「・・・でも、この答えには穴があります」と言われるのです。
「はっ!そうだった!」と慌てる私。
数学が苦手という思い込みが強い私は、ついつい、井本先生の解説を一旦信じてしまいます。

時に、頭の中でアラームがピコピコ鳴っていても。
ですが、先生の「穴があります」と言われた瞬間から考え始めるわけです。

権威ありそうな人が、さも論理的な感じで説明されたとしても、常に「本当かな?」と考えてみる。

そのことが最も大事だということを体験を通して学ばせてもらいました。
次の授業も楽しみです☆