子供たちの休校より少し早く、今の勤め先が自宅待機になってしまったので、
急にできたポカンと空いた時間を何に使うか・・・普段やらない掃除や片づけをやっても
時間があまる・・・じゃあ、やっぱり読書・・・ということで、乱読、多読したのですが、
時期が時期だったからか、こちらの2冊が強く印象に残りました。
一冊目は、最近はまっている出口さんの本で、『貞観政要』を紹介したこちら。
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学生時代、世界史が好きで、結構、得意ではあったのですが、
太宗のことは記憶になく、「貞観政要」のことも全然知りませんでした。
とはいえ、これまでに読んできた出口さんの本で、中国史の概略と書物を残す
ことによる善政があったことも知っていたので、序章は飛ばし気味に、第一章以降を
じっくり読んでみました。
「貞観政要」とは、唐の第2代皇帝、太宗(たいそう) 李世民(りせいみん)の言行録です。
かつて、北条政子、徳川家康、明治時代には明治天皇も愛読したと言われている書物で
出口さんも何度も読み返してきたものであり、あまり、直接人に本を勧めない出口さんが
「これだけは」と勧めた書物でもあるのだとか。
本来は、原書にあたるのが一番ではありますが、まずは、出口さんの解説により、
どういう内容が書かれているのかを知ることができます。
その中で、出口さんは、組織のマネジメントを考える上で5つのヒントが書かれていると
紹介されています。
①組織はリーダーの器以上のことは何一つできない
②リーダーは自分にとって都合の悪いことをいってくれる部下をそばに置くべきである
③臣下(部下)は、上司におもねる、茶坊主になってはならない。
④君は舟なり、人は水なり。水はよく舟を乗せ、またよく舟を覆す。
⑤リーダーは常に勉強し続けなければいけない。
其々の解説については本書を読んでいただくのが一番ですが、この本を読みながら、
思い浮かべていたのは、こちらの本の方でした。
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マレーシアでテクスケムグループを作り上げた小西史彦氏へのインタビューを
物語チックに紹介した本で、時々、インタビュアーをはさまず、ご本人が書いてるかのような
錯覚に陥る部分があったりで戸惑いましたが、いち早くアジアに目をつけ、成長の波にのって
こられた一代記として、勉強になりましたし、面白く拝読しました。
一冊目の出口氏の本を読んでいると、「あー、小西さんのお話とかぶるな」と思ったり、
どちらにも書かれていた、「時によって清濁併せ吞むことも必要だよね~。やっぱり。」と
考えてみたりしながら、読みました。
出口さんの本の目次を見直してみるだけでも、沢山のアドバイスがちりばめられています。
・自分の身を修められない人は、組織を治められない
・あらゆる「大事」は「小事」から起こる
・「深く、広く」考え、「早く、正しく」決断する法
・正しく考えられる人は、頭の中に「時間軸」をもっている
・「思いつきの指示」は部下に必ず見抜かれる
・「信のない言葉」では人を動かせない
・信用すれば信じてもらえ、疑えばだれからも信用されない
などなど、今回の新型コロナ対策において、済生会有田病院で感染者がでてから、
徹底的に検査をし、検査範囲を広げ、そのおかげで1回目のクラスターを封じ込めることができた
和歌山県知事などは、真のリーダーとして機能していたことをうかがい知ることもできました。
毎朝、BSのワールドニュースを観ていると、欧州を中心とした対応の迅速さ、本気度も
真のリーダーシップが発揮されているようで、さすがだなと思うことも増えました。
残すは日本政府。。。 周回遅れになりつつありますが、大丈夫でしょうか。
