ドビュッシー子供の領分、全曲 ネルソンフレイレ | ウルフオルフェノクが行く!

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春になりましたね。







ドビュッシー子供の領分

DEBUSSY
CHILDREN,S CORNER



アルゲリッチの連弾のパートナーとして知られる

ネルソンフレイレが圧倒的な技術力で
ドビュッシーの世界を描き上げます。


最初の一曲目は、「グラドス・アド・パルナッスム博士」というタイトルという曲で知られる表題曲で、曲のタイトルには「愛するシュシュへ・・・パパはこのようなものを書いてしまった」
と手紙のようなコメントを書き添えています。
シュシュはドビュッシーの溺愛する娘だったようで娘が嫌がりながらピアノをさらう様子をパロディ化したものなのかもしれません。

ちなみにグラドスアドパルナッスムというのは山に見立てたソナチネで有名なクレメンティが作曲したピアノ教本(練習曲)のこと。



グラドス・アド・パルナッスム博士
ドビュッシーには明るく珍しい流れるような快活的なイメージに始まる。
途中萎えるような部分は子供がいやいや曲をさらっているような雰囲気だ。
最後は最初の部分が戻りテンポアップ。
ピアノの練習をはやく終わりたい気持ちが、現れてるかもしれない。



ぞうの子守唄
低音でぼそぼそと低い声がぞうをイメージさせる。


人形へのセレナード


雪は踊っている
ドビュッシーはしばしば雪がふる様子をピアノに現しているが子供が雪が降るのを楽しんでみているのを大人が静かに見てる情景なのかもしれない。


小さな羊使い


ゴリウォークのケークウォーク

ゴリウォークは絵本に出てくる黒人(黒ん坊)のことで、黒人の陽気に踊るダンスを描いたもの。

ドビュッシーは、「ちいさな黒ん坊」というちいさな子供用のピアノ曲も作曲しており、
こちらもしばしば演奏される。

しかしこの(ゴリウォークのケーくウォーク)には華麗な要素があることと、ジャズの要素もあること、オクターブや瞬発的につかみとる和音の部分が多く大きな手が必要なところがあるところなど、初心者や子供には不向きなところがありやや難しい曲となっている。どちらかというと軽やかで跳び跳ねるイメージで重たさはない陽気な曲。

この曲でわかるようにこの曲は必ずしも子供の演奏のための曲集ではなく大人が子供らしい気持ちに浸るためである、とされている。
それはシューマンの「子供の情景」と同じで
こちらも子供の演奏のための曲ではない点に注意。