リストの忘れられたワルツはリストのピアノ小曲集。
4曲から成り立っている。
有名なのは怪しく優雅な1番で他はその名の通り忘れられているのが現状。
即興的な雰囲気から、性格は「スケルツォ」に近い。
「メフィストワルツ」に近い性格を持ち同様に時折荒々しい部分も覗かせる。
リストならではの大きな手が必要で幅の広いアルペジオの伴奏はやや難しさを伴う。
小さな手の人は困難さを感じる曲。
曲はアレグロ(はやく)なのでそれなりの速さが求められている。
歌わせ方も非常に重要だが、休止の時の間の取り方なども曲をまとめるには重要なポイント。
全体的に軽やかに演奏する。スタッカートは非常に引き締まった感じで。
オクターブの旋律は、驚くほど美しい部分。歯切れよいスタッカートとは対照的に非常にしなやかになめらかに歌わせること。最後は夢見心地で消えるように。
ただ、超絶、パガニーニの練習曲よりはかなり雰囲気は変わり激しさやダイナミックさは感じられない。つまり、かなり晩年に近づいた作品なのでしょうか。リストにしてはおとなしめの優雅で親しみやすいユーモアもある作品です。