リストの演奏会用練習曲は3つの演奏会用練習曲と、
2つの演奏会用練習曲があります。
難易度は同じくらいですが、やや「3つの」のほうが高度さを感じます。
「2つの」のほうが規模としは小さいですが、技巧的に書かれていて演奏会でもよく取り上げられる曲です。
ひときわ有名なのがため息ですが、リストがこの名前をつけたのかどうかはわかりませんが、幅の広いアルペジオと旋律が絡みあって、ため息を連想させるロマンチックな美しい曲です。
美しさとはうらはらに、手は大忙しで、左手と右手が協力しあってアルペジオの伴奏の上に受け渡していく練習で、アルペジオを美しく演奏しなければならない難しさがありますし、この旋律が曲者で、右手だけで弾くわけではなく、左、右、左、右というように交互に手を忙しく動かしながら、旋律を浮き立たせていく練習です。
この忙しさに気を取られてアルペジオが崩れてしまいがちなので、「慣れ」も必要になります。ある程度は暗譜しないとまず無理な曲ですかね・・・・。
中間部は、熱っぽく情熱的になります。大きな盛り上がりのあとは、幅の広い波が穏やかに演奏されていきます。
こういてみるとややスタイルはA、B、A形式の
ノクターン形式に近いものがあります。
最後は、和音の夢見るようなエンディングになっていて、大変美しい終わりになっています。よく曲想の似ている「愛の夢第3番」と人気を分かち合う曲でこの曲とリストアルバムの中のCDなどでかならずカップリングされている名曲です。
見た目以上に高度な曲なのですがやりがいはありますので挑戦してみるのも面白いでしょう。
シューマンの幻想小曲集がすべて完璧に暗譜で弾けないと、の高レベルの上級者用の曲。夢のもつれが弾けるレベルでないと厳しいです。
シューマンの幻想小曲集がすべて完璧に暗譜で弾けないと、の高レベルの上級者用の曲。夢のもつれが弾けるレベルでないと厳しいです。