ラヴェルのピアノ曲集「鏡」からの抜粋。
技巧を意識した曲で、トッカータの曲として知られ連打音の難しさと、2重グリッサンドの至難な演奏で知られる曲で、リストのメフィストワルツと共通する部分のある
荒々しい踊りの曲です。
中間はやや気だるくなるものの全体的に荒々しい躍動感あふれる部分が多く、
終わりにかけてはラヴェルらしく白熱した息の詰まるクライマックスを作り上げていきます。「大海原」がおおらかで雄大なのに対し、こちらは歯切れの良さもひとつのイメージです。「鏡」はそれぞれが個性的な表情豊かな一面を持った曲集です。