ペトルーシュカは、ストラヴィンスキーの3大バレエのひとつのピアノ独創版。
「ペトルーシュカからの3楽章」という記載もあるが、
こちらのほうで記載する。
楽章は完全に区切り楽章で、3楽章からなる。
組曲っぽい雰囲気もある。
第一楽章
「ロシアの踊り」
第二楽章
「ペトルーシュカの部屋」
第三楽章
「謝肉祭」
喜びに満ちた曲であるが、ないようは至って悲劇的で、いわゆるロシア版ピノキオとして知られている。
おがくずの体をもつ藁人形の「ペトルーシュカ」の悲劇を描く物語で、
命を吹き込まれて恋を知り、そして絶望、さらに死ぬまでを描く。
曲想は明るい雰囲気が目立つが、
人形の中に閉じ込められた苦しみの感情を伝えている。
正真正銘の人間ではないにも関わらず、真の情熱を感じており、
そのために、人間に憧れているというまさにロシア版「ピノキオ」である。
しかしピノキオとペトルーシュカの物語は大きく違う。
ピノキオがハッピーエンドなのに対し、
ペトルーシュカのラストは、報われず救われない悲劇として終結し、
絶望感すら感じ、不安と謎を残し、謎めいた終結となっている。