シューマンピアノ協奏曲イ短調Op.54 | ウルフオルフェノクが行く!

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春になりましたね。






第一楽章
Allegro affettuoso イ短調

悲劇的な導入部があまりにも有名な曲で、よく悲劇的な場面で使われる。
この主題とはガラッと雰囲気がまるで変わる展開部が幻想曲に加え、
非常に長いピアノ独奏カデンツァを伴うのが特徴で、
悲劇的な要素を持っている劇的な曲。
コーダも極めて悲劇的な雰囲気で結んでいる。
長いカデンツアとコーダを伴った、自由なソナタ形式。

第2楽章
Intermezzo Andante grazioso へ長調

非常に愛らしい楽章で、ピアノと管弦楽との対話が
美しく会話のように展開していく。
最後はフィナーレへの準備に入り、弱々しくも響きが美しい導きの和音が印象に残る。管弦楽のstringで、次の楽章へと切れ目なしに入る。
こぢんまりとした可憐で愛らしい間奏曲。


第3楽章
Finale Allegro vivace イ長調

イ長調のすがすがしさを生かした生き生きとした生命力に溢れた、すばらしい楽章。
ピアノの目覚しく華々しいパッセージの活躍が
散りばめられて華やかな印象を与えてる。
一楽章のような悲劇的な深い悲しみや葛藤はなく、底抜けに明るい楽章で、
喜びと活気に溢れている。
最後は迫力も加わり、力強い雰囲気で全曲を結ぶ。
極めて大規模なロンドソナタ形式。