ラヴェル ラ ヴァルス 管弦楽版 | ウルフオルフェノクが行く!

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春になりましたね。




スタイルはピアノ版とほぼ同じ。

2台のハープのグリッサンドがより華やかさを与えている。


不気味でグロテスクな低音の序奏のあと、
だんだんと楽器が増えていき、
やがて豪華なシャンデリアの貴族の間で華やかな衣装を纏った貴族たちが踊り狂う
はっきりとしたワルツが見えてくる。
華麗ないくつかのワルツのあと爆発的な盛り上がりが何度か通り、
楽器たちが一斉に金切り声を上げる。
最後は巨大な盛り上がりのあと、再び全楽器が一斉に金切り声を上げ、
グロテスクな迫力のうちに壮絶な幕を下ろす。
ピアノ版と同様、もはや最後はワルツの面影は完全に崩れてしまう修羅場と化す。


ピアノ版も華やかな名人芸が求められるが、
迫力や色彩感覚では管弦楽版にはとうていかなわない。
ラヴェルはピアノ曲の難しさで知られるが、管弦楽の楽器の演奏の難しさでも知られる作曲家で、それぞれ楽器たちの名人芸が発揮されるスリリングな曲になっている。

最後に現れるタムタム(TamTam)は「銅鑼」(どら)のこと。