リスト 巡礼の年第一年スイス~「オーベルマンの谷」 | ウルフオルフェノクが行く!

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春になりましたね。



いやあリストは何度聞いても楽しい作曲家ですね。
リストはピアノ曲集の集大成とも言える「巡礼の年」のシリーズを今で言う三部作に仕上げて、発表しました

オーベルマンの谷は第1集「スイス」の6番に当たる曲。

レントアッサイでチェロを思わせるような寂しげな旋律が歌われたあと、
オーボエのようにと書かれた部分の旋律が現れやや高調していく

そしてピウレントで、美しい素朴な部分が現れ静かに囁くように歌われていく。
そしてこの後半にピアニッシモと書かれた部分で極めて美しい旋律が現れるがこの旋律が極めて重要な位置づけの役割を果たす。
この旋律が一旦打ち切られると、強烈なレチタティーヴォの激しい嵐がやってきて雷鳴が轟く。
この嵐がやがて過ぎ去ると、レントとなりホ長調へと転調する。
美しい旋律が戻ってくる。
クライマックスで曲は激しいものとなりアニマートテンポとなる。

リストらしいオクターブの連打連打となりはげしく高調しながら興奮冷めやらぬ中
曲は堂々と緊張感を持ちながら劇的に幕を閉じる。