チャイコフスキーの「白鳥の湖」は
3大バレエの頂点をなす金字塔として知られており、
ダンサーのあこがれでもあり、難曲でもあった。
非常にドラマチックな構成になっていて、おとぎばなしのような雰囲気になっていますが、最初は必ず「情景」というタイトルがつき、ものがなしいハープのアルペジオにのって、オーボエが悲しげなテーマを歌いだす有名なテーマ曲がこれです。
これは、白鳥に変えられた王女の悲しみの表現だと言われています。
序奏・情景
オデット(女性・ヒロイン)がお花畑で花を摘んでいると、
悪魔ロッドバルトが現れ、
白鳥の姿へ姿を変えられてしまう。
オーボエの悲しいテーマはオデット姫のテーマともいえる。
それを知った王子は絶望と悲しみに打ちひしがれてしまう。
ここでのフォルテシモの強さは王子の悲しみの強さを表現している。
第二幕
他の娘たちも白鳥の姿へと変えられてしまう。
(静かな湖の辺で)
第三幕
(王宮の舞踏会にて)
悪魔の娘・オディールが現れる。
王子は彼女をいやいや花嫁として選んでしまう。(本心はオデット派なのだが)
悪魔が魔法でオデットのように仕向けていた。
それをみていたオデットは絶望し、
他の白鳥たちにその様子を他の白鳥たちに伝える。
悪魔に騙されていたことに気がついた王子は嘆き悲しんだ。
時遅しとオデットのもとへと急ぐのだが。。。。
第四幕
(もとの湖の辺で)
騙されたことに気がついた王子。
破られた愛の誓いを嘆くオデットに王子は「許してくれ」と許しを請う。
第四幕のフィナーレで、
物語は大団円(クライマックス)を迎える。
王子は白鳥の仲間たちと、
悪魔ロッドバルトに戦いを挑み
激しい戦いが繰り広げられる。
王子は捨て身も覚悟でロッドバルトに挑みかかる悪魔と相打ちとなるが
白鳥たち(ほかの白鳥も実は呪いをかけられ姿を変えられている)の呪いは解けない。
絶望にとりつかれてしまった王子とオデット姫は湖に身を投げてしまう。
そして、昇天していく二人の魂。
まばゆいばかりの日の光に照らされながら
天に登っていく二人の魂。永遠の愛が来世で結ばれる。
そして永遠の愛に包まれながら、物語はステージはゆっくりと幕が降りていく。
白鳥の湖は悲劇で終わる場合と、
ハッピーエンドで迎える2つのパターンが存在するが、
物語の結末はある意味「ハッピーエンド」だと解釈することも可能である。