プロコフィエフ ピアノソナタ第一番、ヘ短調 作品1 | ウルフオルフェノクが行く!

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春になりましたね。


「ピーターと狼」、「ロミオとジュリエット」「ピアノ協奏曲第3番」など
数々の名曲で知られる大作曲家、セルゲイ=プロコフィエフはロシアの作曲家。
プロコフィエフのピアノソナタは全部で九曲あることが確認されておりますが、
なかでも6番、7番の「戦争ソナタ」は有名なことで知られていますが、
この一番のへ短調も異彩を放つソナタとして有名なソナタで、
単一楽章のみをとるリストのロ短調ソナタなどを思わせるソナタです。





へ短調という調は、非常に激しい性格をもつ調で、
激情的な音楽が多い。
ベートーベンの「熱情」や、リストの「超絶の10番」、
ショパンの「バラード四番」
など、どれも非常に激しいスタイルをもつ曲ですが、
すべて同じヘ短調です。
しかし荒々しいだけではなく、
ときおり美しい表情を覗かせるのも特徴です。

同じ性格の調として、ハ短調も、また強い性格ですが、この調は
ヘ短調のもつ荒々しさよりも力強さというか「強さ」を押し出した感じの調で、
こちらも非常に強い性格をもっているといえます。


短調はもともと強い性格をもっているので、
感情むき出しにした音楽でよく使われます。

このソナタも、非常に荒々しいソナタで、
最初から挑戦的な感じで激烈に始まります。

非常に対照的な部分で構成されており
情熱的な部分と、穏やかな部分が交互に現れそれが複雑に絡み合いながら、
次第に激しく熱っぽく高まっていき、音楽のクライマックスを作っていきます。
そして最後は、高々と叫びをあげて激烈にドラマチックに終結を迎えます。
この曲もなかにか地味ながらずっしりと重みのある聴き応えのある曲です。

もちろん高度なテクニックが要求される曲で
音楽的にも技術的にも非常に難易度は高い曲です。