マルク・アンドレ・アムランによるリストのグランドエチュード。
パガニーニエチュードの記事としては二度目・・・かな。
このピアニストもなんか舌をかみそうな難しい名前で聞きなれませんが、
フランス系のカナダのピアニスト。
家庭はまったく音楽に縁のない家庭だったんだそうです。
編曲とかもこなすそうで・・・
いろいろと難しい編曲もやっているそうです。
しかし、意外だったのは彼いわく「
技巧をさらけだしたようなだけの曲は好まない」のだそうです。
想像以上にリストらしい迫力をかね添えた男性らしいリストを久しぶりに聞きました。
良い演奏をするすばらしいピアニストです。
パガニーニエチュードは難曲として知られますが、
目の痛くなる譜面です。
パガニーニ一エチュードの1番は、ツェルニーのエチュードを色濃く残した
完全なエチュード。悪く言えば皮肉っている・・・というか。
このツェルニーエチュードの面影は、
パガニーニエチュード6曲すべてに隠れているのが見逃せません。
前奏曲とかかれた部分、そして「エチュード」
とかかれた部分があるのが面白いです。
基本的に、このトレモロと旋律両方を片手で受け持つのですが、
途中から両手が絡んでくるので譜面以上に難しい難曲になってます。
トレモロは一見して簡単そうに見えますが、
この曲ではいろんな問題要素も含んでいるので、
そうたやすくはいきません。
音楽的な内容も含んでいるので、腕が力みすぎていると
まず最後まで弾き通すのは無理・・・な曲です。
静かになる部分esper.の指示がある部分の音幅が異常に広いので、
ここで無駄に力が入ってしまうのでここの演奏が意外にも曲者だったりします。
この曲のツボはリストらしい豪快さと、
迫力あふれる音の共鳴かな、と思います。
この曲集のウォーミングアップ・・・という言い方もありますが、
それは多少大げさ・・・という気がしないでもないですがウォーミングアップというには厳しすぎです。
大練習曲という名にふさわしい入り口、というにすぎません。