本名、セザールフランク。
1886年からその翌年にかけて作曲された。
1888年5月の国民音楽教会にて初演を行ったボルド=ペーヌ夫人に捧げられている。
フランクの他のピアノ作品に比べて、大胆な展開でありながら大規模で演奏時間が非常に長いことで知られる。
器楽的困難さが増している。
前奏曲、コラールとフーガは大変人気のある曲ですが、この曲も双璧をなす人気を保っている
なかなか捨てがたい曲です。
曲が複雑で大変楽譜の解読が難解ですが、変則的な大規模なソナタ形式という人もいます。
とりわけ、演奏に対する指示が多くなされている箇所で、
幅広い音程の音を十分に保持する必要があり、難しい。
フランクが、横にも十分に開く大きな手をもっていた
(12度を一度に弾くことができたらしい)
ことがよくわかる作品である。
そのため、演奏に際しては、前打音にする、ペダルを使用するなど、奏法の工夫が大切である。
非常に長く、非常にむずかしい曲ではありますが、
十分にピアノの響きの美しさを発揮する曲なので魅力あふれる曲となっており、ファンも多い。
<曲の解説>
■前奏曲 ホ長調
アレグロ・モデラート・エ・マエストーソ 4分の4拍子
一度、聞いたら、忘れられないようなメロディーである。
一度、聞いたら、忘れられないようなメロディーである。
フランクらしい厚い和音のテクスチュアに乗って、
このメロディーが繰り返されていく。
変奏される合い間に、
左右のてのユニゾンの部分などを挟み、
推進力の変化を巧みに構築している。
■アリア 変イ長調
■アリア 変イ長調
レント(マ・ノン・トロッポ) 2分の2拍子
コラール風の部分となっている。
コラール風の部分となっている。
ここに先立つ前奏曲からみて、3度調にあたる変イ長調で書かれている。
■終曲(フィナーレ)
■終曲(フィナーレ)
アレグロ・モルト・エ・アジタート 4分の4拍子
非常に技巧的に書かれた曲で演奏がとてつもなくむずかしく、難曲としても知られている。
急き込んだせわしい感じのトッカータ風の動きのある曲に始まる。
転調を繰り返しながら、この曲全体のクライマックスを築く。
転調を繰り返しながら、この曲全体のクライマックスを築く。
調の変化は、嬰ハ短調→変イ長調→嬰ト短調→変ニ長調→ホ短調→ホ長調となっている。
また、前奏曲、アリアの部分に比べ、全体的に半音階的である。
終結部分では、この曲全体の冒頭の部分が回想され、
哀愁を帯びたメロディーを再び歌い上げて曲を閉じる。
オクターブ奏法もきわめて多い。
またこの曲はペダリング奏法にかなりの神経をすり減らす。