23番の熱情ソナタでひとまず頂点を築いた
ベートーヴェンの喜びの声が聞こえてきそうなソナタで、
スケールもそれほど大きくはなく28番から31番にかけての大ソナタ群ほど
難しくもないので、後期のソナタの初歩的教材にされやすい曲です。
第一楽章は、喜びに満ちたやわらかく明るい楽章。
一楽章は耳に心地よく、
なじみやすい曲で親しみやすさにあふれている曲です。
第二楽章は、動きのある曲で、技巧的な曲。
華麗さも持ち合わせています。
嬰へ長調なので、速いテンポで弾かなければならず、以外と難しい曲。
ベートーヴェンには珍しい2楽章のみによって構成されている曲です。
でも、このあたりの後期のソナタになってくると
とても神経を尖らせて弾かないとならないので、
後期のピアノソナタはテクニックよりも音の出し方にとても気を配ってしまう。
24番以降のソナタはいわゆる後期のソナタになってくるのだが、
24番から小さいソナタの「かっこう」のソナタまでは規模は比較的縮小傾向にある。
この「かっこうソナタ」も初心者でも比較的弾ける曲なので、後期のソナタでまず最初に勉強しやすい曲の傾向にある。
そして、29番の「ハンマークラヴィア」の大ソナタで、
一気にその実力を見せ付けることとなる。
第一楽章
Andante cantabre Allegro
第2楽章
Allegro vivace