ショパン ピアノソナタ第三番 ロ短調 作品58 | ウルフオルフェノクが行く!

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春になりましたね。



 
 
 
 気がついたら久しぶりのショパン更新でした・・^^;
 
ショパンのピアノソナタは全部で三曲あるらしいのですが、
一番のハ短調は滅多に演奏されることがなく、
楽譜にも1番が収められていることは少ないのです
 
とりわけ2番と3番が充実感みなぎる傑作として知られているのはいうまでもありませんが、2番のソナタは「葬送」というタイトルがついており、
「葬送行進曲つき」というタイトルとして親しまれているソナタです。
 
ロマン派のソナタはどうも位置づけとしてべートーヴェンのソナタとは違うようで、
学習用として使われることが多いベートーヴェンやモーツァルトのソナタに対し、
ショパンのソナタは演奏会用として扱われることが多いように感じます。
ロマン派のソナタは演奏会用向けのソナタが多いですよね。
 
 
2番も3番も構成がよく似ており、規模も大きく4楽章構成のため
よくCDのなかにもショパンソナタ集として2番と3番が
収められていることが多いです。
 
作品58ということでそろそろ晩年の時期にあたる傑作中の傑作のひとつです。
「幻想ポロネーズ」「バラード第4番」「舟歌」などのころですが
ここでショパンはピアノ頂点を極めたといえます。
 
 
記事にするのは曲が好きだからであって、
完璧に弾けるわけではありません。ご了承ください。
 

 
 
 
一楽章
 「アレグロマエストーソ」
Allegro maestoso
 
 
力強いモチーフが現れます。
和音進行なので難しいですね。
クレッシェンドのあとにはフォルテシモがついている版があるくらいです。
 
 
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激しい動きが目立ちますね。
フォルテシモがここも隠れています。
sostenutoのところは強くなりがちなので、
あまり強くなりすぎないように注意。
あとテンポ落としすぎないことかな。
 
左手が大きく音が跳躍するので、ここでテンポが遅れないように。
 
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 中間部で曲は激しくなりますが、
ショパンの心の葛藤のようなものを感じます。
 
また曲は穏やかになって嵐は遠ざかります。
 
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   前回と同じ動きですが、調が変わっているので前回より難しくなっています。
 
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曲の最後のところ。
はじめはロ短調だったのに、曲は最後はロ長調で終結しています。
ロ短調にはじまり、ロ長調で終わるのは、終楽章と同じです。
 
このモチーフも非常にショパンらしい動きですね。
でも結構音がすべるので以外と難しいのです。
すべる、音が濁りやすいです。
 
 
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2楽章
「スケルツォ」「モルトビバーチェ」
schrzo molto vivace
 
 
 
「プレスト」なみに速いのでそれなりに難しい楽章。
狭い音域を速いテンポで駆け巡るので引いてみると以外にも
難しいです。
 
 
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ところ狭しと駆け巡る小さなスケルツォ。
スケルツォですが、演奏はなかなか技巧的にかかれております。
指使いが困難で以外と弾きにくい曲です。
 
スケルツォなので「トリオ」のような中間部を挟んでおり、小さいながらも
三部形式のようなかたちを形成しています。
 

 
 
3楽章
暖楽章でラルゴ。
Largo
 
 
 
ゆったりとした中にもどこかおおらかな感じのする楽章。
 
後半は流れるような感じになります。
 
 
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4楽章
「フィナーレ、プレスト マ ノン タント」~「アジタート」
 
Finare、Presto ma non tanto
(Agitato)
 
オクターブが連続するファンファーレ風のモチーフで始まり、
せわしい主題「アジタート」が顔をだし激しく動いていきます。
最初はロ短調ですが、さまざまな調にこきざみに転調しながら、
最後はロ長調へとなり、堂々とした力強い終結となります。
 
 
 
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激しいモチーフが続きます。オクターブも続き、しんどいところです。
 
左手は「スケルツォ2番」を彷彿させますね。
 
このかたちは見た目とはうらはらに、幅も広いし音も転がりやすく
以外と難しいです。
 
 
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非常に情熱的なコーダ。
雰囲気も最高潮です。
 
 
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ダイナミックなモチーフが繰り広げられ、力強く終結します。
 
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