8番の「悲愴」については、
過去に一度記事にしていますのでそちらをごらんください。
このソナタはその悲愴のあとにかかけているだけに期待されるソナタですが、
ベートーヴェンのソナタはたいてい大ソナタの後というのは縮小傾向にあります。
この9番のソナタは、学習むきの傾向があり、レッスンに最適です。
長さも適当で、長すぎず、構成もシンプルでソナタを学ぶにはちょうど良いですので、
1番のソナタとか5番のソナタをクリアしたころに向いています。
技巧や構成も中期のソナタほど難しくないので、
ベートーヴェンのソナタに慣れてきたころ向きです。
楽章は3楽章形式というのも非常にシンプル。
一楽章は単純なソナタ形式。地味な感じ。
これといって問題はないです。
タッチは重くなりすぎないように。
第一主題と流れるような展開部の対比が鮮やかです。
展開部ではオクターブで歌が歌われていきます。
2楽章はこぢんまりとした単純なメヌエット。
これといって、見せるものはない曲です。
素朴さがあります。そっけなく終わります。
3楽章は比較的流れる感じのある曲ですがこの曲も地味です。
ペダルに気をつけましょう。踏みかえるところで濁らないように。
これも案外そっけなく、
案外これといった見せ場もなく、素朴な感じで終わります。
タイトルがないソナタだからといって「つまらない曲」では決してありません。やはり全曲32曲は神の匂いのする曲というのは過言でしょうが、
えーん。やはり神曲だなあ。何がだ。(笑)