このベートーヴェンレビューはどちらかというと
自分なりの演奏ポイント演奏感想がメインなので、
「教育から習いごと」カテゴリーに登録しております、宜しくです^^。
このイ長調ソナタは、非常に美しい響きが特徴のソナタ。地味ではありますが、
そのひっそりとしたただずまいを見せています。
2番のソナタはイ長調なので非常に表情豊かで、美しい響きのもつ曲です。
一楽章/アレグロビヴァーチェ Allegro vivace
この楽章には困難な部分があり、
ベートーヴェンの指使いが記入されている部分があります。
基本片手で弾く指示がされていますが、
ここに関しては両手に分けて弾いてもOKらしいです。
シンコペーションのリズムからはじまる生き生きとしたリズミカルな導入部が特徴で、音の跳躍する部分や旋律以外に抑えるところの多いとこが多少多いので
演奏技術的にすこし難しく感じる楽章です。
充実感も1番よりはるかにアップしているので弾き応えあると思います。
大きく転調する展開部もカッコいいですが、
そんなに規模の大きい展開部ではないのが、
初期のソナタの特徴のひとつです。
この展開部では大きく手が交差するので、いかに無駄なくすばやく移行できるか・・
のところです。
展開部2は装飾音のオンパレードで難しいので、
まずは装飾音なしで慣れるようとにするといいです。
響き的に幻想的な美しいものがあるのでそういうことも感じたい楽章です。
303小節でまた困難なパッセージがやってきますが、下降よりも上昇がより難しいです。
和音の美しさも感じたい曲ですね
最後は荒々しい感じは取れて、静かに落ち着いて終わります。
2楽章/ラルゴ アッパーショナート Largo appassionato
ゆったりというよりゆっくりじっくり踏みしめて歩いていく感じの曲。
多少強引で荒削りな楽章。
珍しく「アッパーショナート」という発想表示が目につきます。
これは激しさというよりも感情深く、という意味なのでしょう。
フォルテシモのところは決してし激しくはないところに気を配って見てください。
よく響かせる気持ちで十分です。
横に流れる自然な旋律の流れを感じ取ってほしい楽章です。
3楽章/スケルツォ、アレグロ scherzo Allegro
かわいらしい動機が印象的のにぎやかな楽章。
かろやかな感じ。
この曲もインコペーションで始まります。
途中メヌエットのような「トリオ」があるので、
まだ「メヌエット」の雰囲気の強い楽章です。
よく3拍子のリズムにうまく乗りたい曲です。
さりげなない地味なところに
和音やハーモニーの美しさが隠れている曲です。
ペダルは短め、浅めで。
トリオ以外はペダルなしでも弾くことが
可能ですが。
トリオの部分はすこしペダルの助けがいるかもしれません。
4楽章 ロンド、 グラツィオーソ Rondo Grazioso
フィナーレらしからぬ穏やかな感じの暖楽章フィナーレ。
意外性のある楽章です。
美しく軽やかで舞い踊るような、
イ長調主和音のハーモニーが大変美しい楽章です。
パッセージはテンポに乗って遅れてないことが条件です。
旋律がいまどこに移行しているのかがポイントです。
この曲も全体的にはあくまでかろやかな雰囲気です。
おおきな音の跳躍もありますが、決して困難ではないので、
音を叩きつけたりしなければ豊かに美しく響いてくれます。
「フィナーレ」ではなく、「ロンド」と書かれているとおり、
ロンド形式です。中間はやや激しいところですが、
また最後にはじめの美しいイ長調の部分が帰ってきて、
淡々と旋律が流れ静かに全曲を閉じています。
100小節の長いパッセージは重たくならないように、
またテンポが遅れすぎないように。
優しいソフトな感じの流れる感じがほしいです。
粒のそろった美しさは言葉では表現できないほど美しいので、
ソフトな感じのソナタとして仕上げたい曲です。
最後はさほど見せ場もなくあっさり平坦と、静かに終結しています。
ツェルニー50番に入っている人ならおそらく問題ないかと・・・。
レヴューはあくまで個人の感想です<m(__)m>