母が手術を終え、リハビリ病院に移って数ヶ月後の事。


少し離れた場所に新しくリハビリ病院が出来ました。


完成前から、内部の一般公開を大々的に宣伝していたので、


転院の相談も兼ねて見学させてもらう事に・・・



と言うのも、当時入院していた病院に比べ、


新しい病院の方がリハビリの種類や設備が充実しており、


色々な診療科目が揃った病院が併設されていたからです。



一応予約を入れてから行ってみると、


当然ながら綺麗な建物がドドーン病院キラキラ


早速、中に入ると、まるでホテルの様な内装。


各フロア毎にイメージカラーがあり、


シャンデリアがいくつもぶら下がっていました。


廊下や各部屋一面に綺麗な絨毯が敷き詰めてあり、


何とも言えない違和感が・・・


リハビリ病院には手を動かしにくい人が結構いるので、


お茶や食べ物をこぼす事があります。


衛生面で起毛絨毯はどうなのだろう・・・と。




次にリハビリ室へ移動。


初めて見る機械や道具が揃っていて驚きましたが、


それ以上の驚きがリハビリ室の狭さ。


入院中の病院にあるリハビリ室の3分の1あるか無いか…


ここに車椅子の人が何人入れるのかと想像しただけで


一気にテンションダウンダウン



諦めの気持ち満杯で、更に上のデイルームへ移動。


無料のドリンクやお菓子、サンドイッチが沢山あり


一気にテンションアップアップ


面会に来た家族は、いつでも無料なのだとか。


ありがたく空腹を満たし、


調子こいてお茶やジュースを飲み過ぎた為、


トイレを探す事に。


これがなかなか見付からず一苦労。



やっと見付けたトイレは驚きの狭さでした。


通路は私達でも体の向きを変えなければすれ違う事が難しく、


車椅子専用トイレは一番奥に1つだけ。


その個室は内開きドアで健常者1人でも窮屈な狭さ。


短いストレートの手摺が窓際に1本ありましたが、


車椅子では個室に入れないのです。



各フロアに車椅子専用トイレの個室が1個とは驚き以前の問題です。


この施設の設計者はリハビリ病院を全く知らないとしか思えません。



転院の希望など全く無くなり帰る事に・・・


エレベーターで1階に降りると、


来た時に頂いたパンフレットに載っていた人物が話し掛けて来ました。


「どうでしたか?綺麗な施設でしょう。入院費も他院と変わらないし。」


と。この施設の経営者です。


話していると、とても気さくで好印象。


気になる点と良かった点を正直に話し、


スタッフの状況を質問しました。


返事を聞いてまたまたビックリ。


必要な人数の半分も揃っていないとの事。



入院予定の患者さんは結構な人数だそうで、


その少ないスタッフで、明日からどうやってこなしていくのか…


OTとPTも2人しか居ないし、STは1人も居ません。


他人事ながら心配してしまう状況です。


しばらく話して「頑張って下さい」と



何故か握手をして帰って来ました。



あれから約6年。まあまあ順調に続いてる様子です。


でもリハビリ施設としては、どうかと思いますよ。


どう見ても使い手に優しくない施設ですから。


フリードリンクとサンドイッチ以外は…