金曜日、同僚の誕生日パーティーがあった。
そもそもメニューに創意工夫がないから仕方ないが、同僚らが頼むメニューがしかし笑ってしまうのは、マカロニチーズ&チップス、ステーキパイ&チップス、ハンバーガー&チップス、チキンバーガー&チップス…

何でこんなに何処行っても同じ見た目の同じメニューしかないのか…
イギリス人は外食に求めるモノが満腹感だけなのか…
マカロニチーズ&チップスに4000円払う意味がわからん。
しかも味が薄い。
シェフは味見をしたのだろうか…シェフはこれを美味しいと思って出しているのだろうか…

私の暮らす村に公民館がある。
毎月そこに近隣住民が作った野菜、ハチミツ、チーズ、花、ケーキやパンを持ってきて販売する日がある。
そこに、パイを売るおばあちゃんがいて、この人のパイが美味しい。
私はいつもオニオンポテトチーズパイを丸ごと買う。
アップルパイもパイ生地が絶妙。
真似て20回は作ったが、絶対に近づかない。

ある時、私はおばあちゃんに聞いた。
どこかでパイ屋さんでもやっていたんですか?と。
おばあちゃんは「無いない」と笑った。
おばあちゃんのパイ生地が美味しすぎると言うと、おばあちゃんは「私の叔母が上手だったから、叔母から教わったくらいかな」と言った。

おばあちゃんによると、祖母の時代のパイはバターが高級品過ぎて使えないから、バターは入っていないとの事。
今の時代はバターが入ったパイ生地だけど、それは中の具の風味を邪魔してしまうから、未だバターは使わないと言っていた。
おばあちゃんのパイ生地を食べ慣れたら、他のパイ生地は脂質が気になるくらいしつこく感じる。
しかし、脂質は入っていると言った。

おばあちゃんは「私は歳でいつ死ぬかわからんから、この頭に入ったレシピをあなたに教えてもよいのだけど、指先で感じる生地の出来具合だけは感覚だから伝授できない。もうこれは叔母と幼少期から共に作ってきた感覚だから」と言った。
感動する。
おばあちゃんのパイを食べれるだけラッキーである。

今日はチキンバーガー


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