私の友人が結婚する時、仕事を辞めるか続けるかと悩んだ。
既に結婚していた私は、「仕事は持ったままにしとき。逃げ口実に使えるから」と即答した。

何故そう言ったか…
それはまさに、年末年始の義家族での集まりに参加するかしないかを、私の判断ではなく「仕事入れられてしもうたから、しゃーないやん?」で逃げられる事は、時に素晴らしい心の休憩になると経験済みだったからである。
ましてや、友人が嫁ぐ先の義母は家事手伝いから嫁に行き、専業主婦で来た人であったから、「仕事なんです。休めないんです」は、わだかまりを残さない断り文句となる。

あれから20年近く経過し、友人は年末年始に義両親宅に行くのを止めた。
車で10分の場所であるが、「私はもう行きません」と、ある年の瀬に伝えた。
嫁ぎ先の味の継承、蕎麦つゆの味、煮しめの味、おせち料理の必須項目がどうしても受け入れられなかった。
友人は「覚えるんが嫌じゃないねん、不味いねん。美味しいと全く持って思わん味を、何でわざわざ覚えなアカン?」と私に言った。

夫婦仲は円満。
友人は義両親とは冠婚葬祭以外では会わない。
我慢するか、言う勇気を出すか…
家族は時に厄介なのである。
うちも明日は義兄夫婦と甥っ子、ワケアリ彼女が来る。
仕事を持ってんのに、こんな時に限り休みやん…
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