先日、いつも調理器具を買う店で物色していた時の事。
男性客がレジの女性店員に「引っ付かないフライパンを買ったのに、引っ付いたやろ!」と言い、返品を要求しにきた。
ここのフライパンはフライパンのクオリティにより、見た目同じフライパンでも値段が5段階くらいある。

3年保証と書いてあるやつを買ったらしく、3ヶ月前に買ったからまだまだ保証期間中やと男性客は言った。
男性客曰く「返金してくれても良いし、絶対に引っ付かへんフライパンがあるなら、それをくれ」と言った。
「ワイフが料理中にフライパンに引っ付く事で、異常なストレスを感じている」と男性客は言った。
ちょっと気の毒やと思えた。

おばちゃん店員が「使う頻度と素材によって、絶対一生引っ付かないフライパンなど存在しない。が、あるとするならば、もうそれは鉄のフライパンを使い倒して引っ付かないフライパンにワイフが育てていけば可能」だと言った。
実際に鉄のフライパンを使っている私には、使って分かる鉄フライパンの凄さが身に染みていて、思わず拍手したくなる説明であった。

男性客は「育てる?そんな物は探していない。使いはじめから3年くらい引っ付かへんかったらそれで良い。そうやって今まできたし、フライパンの賞味期限もそんなもんやと分かってる。せやけど3ヶ月は早いやろ!」と言った。

おばちゃん店員は「3年ごとに買い換えるなら、鉄フライパンを買って一生使い、しかも引っ付かないフライパンが手に入るなら、それの方が得でストレスも無い」と説明。
しかし、男性客は「とにかく引っ付かないフライパン」を希望した。

やり取りを聞きながら、この鉄フライパンの良さは使った者にしか分からない感動と面倒を越えた喜びがあると思った。
説明されても分からないと思う。
私も使うまでそうだったからである。
結局男性客は、一つ上のランクを無料交換して帰っていった。
また、引っ付いてワイフが癇癪を起こし、夫はそうしてフライパンを永遠に買い求め続けるのだろうと思うと、たいした料理などしない妻の癇癪に奔走する夫を気の毒にさえ思う。

癇癪ワイフは鉄フライパンを絶対に使わないだろう…
男性客の背中が疲れて見えた。

今日は飼い猫の健康診断だった。
体重超過だった。

1回の食事は25gまでとしているが、全然痩せない。
獣医さんが、「他にも飼い主いるんちゃいます?」と笑った。
え…嘘やん…
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