私は小学生の時、忘れ物が多かった。
今でも覚えているのは1年生が始まってすぐの頃、忘れ物をして担任の藤田先生に怒られた。
今でも覚えているくらい辛かった。

うちは自営業が忙しかったから、1年生の私の連絡帳を親が見てくれることはなく、全て自己管理と責任は自分だった。
この日に何を持っていかねばならないか、何があるから何を持っていかねばならないかというのが理解できるまで、私は嫌なほど先生に怒られた。
その経験から、私は娘が入学してからはカバンの中を毎日必ず確認し、手紙やお知らせ、宿題を把握して忘れ物がないよう徹底した。

今は中学になったからカバンの中身をチェックはしないが、体育の日、スイミングの日、調理実習の日だけは全日に娘に確認はする癖が付いている。

昨日、娘は調理実習でビクトリアスポンジケーキを作った。
薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、卵3個、バニラエッセンス、バター、ケーキ型、イチゴジャム、ケーキが丸ごとはいるタッパーを持参。
なかなかの荷物になる。
用意する娘に「しつこいようやけど、これほんま家でお母さんがケーキ焼いたりせんかったら、型もベーキングパウダーも持ってないよな。わざわざ買ってもまた使わんから文句出へんのかな?」と聞いた。
娘は黙々と材料を計り、「多分な…」と言った。

帰宅した娘のケーキは完ぺきだった。
私は「みんな上手に出来た?」と聞いた。
娘は「Iちゃんのケーキが平たいパンケーキみたいになって落ち込んでた。だって材料にベーキングパウダーも持ってきてないし、卵も1個やったから膨らまなかった」と言った。
幼稚園から一緒のIちゃんの家はめちゃくちゃ裕福な家庭で、外車がズラリ並んでいる。
私立を受けたがバカ過ぎて落ち、公立にきた。

家事はお手伝いさん、ご飯は外食か出前であるから、材料というものがほぼない。
また、お母さんが子供の調理実習の材料を揃えてあげるとか、確認して買ってくるということをしないのだと思う。
だから忘れてくる材料も毎回あるらしい。
前にも調理実習で使う卵を茹でて持たせた。
料理をする人なら材料に卵とあれば生と分かるが、茹でたのは何故なのかは謎。

そもそも学校が要求してくる材料と道具がイギリスの一般家庭に今はないものが多いと思うが、もし材料さえ揃えてあげれば子供の成功体験にもなるから調理実習は大事かなと私は考えるが、Iちゃんのお母さんは「私みたいに稼ぎの良い旦那と結婚すれば一生キッチンなんかで奴隷にならなくて済む」と言って笑った。
キッチン奴隷…それ私やん…
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