新しい首相が以前、18歳までの数学教育の必要性を語ったのが話題になった。
イギリスに暮らす日本人なら必ず感じるかもしれないが、イギリス人の不思議の1つに、金を借りてでもホリデーに行く…ということと、あるだけの金で買ってしまうから、常に貯金はゼロ…という恐怖感の無さが日本人には理解出来ないところがある。

数学を18歳までやったら果たして改善されるのだろうか…
金の使い方と、あるだけの金で全部を使い果たしてしまうという暮らし方は、数学を18歳までやったやってないとは関係ないと私はイギリスに暮らし感じる。
お金の管理能力というのは学校で教師が教えるものなのか、そして教えられるのだろうか…

娘の同級生の親はドイツの外車4台を所有し、ほぼ毎年乗り換える。
着ているものはアルマーニなどのイタリアブランド、しかし現金を全くもってないと、その同級生のおばあちゃんが、いつも私に愚痴る。
「あんな見栄張った暮らしして、将来借金しか残らんのが不安にならへんのか…私には分からんわ…」とこぼす。

また別の同級生は、イギリスのハーフタームと呼ばれる2-3か月ごとに1-2週間の休みがある度、カリフォルニアだのドバイだのとホリデーに行くのであるが、私は単に裕福な家庭なんだと長らく気にもしていなかったが、ある時旅行会社に勤務するママ友達から、旅行会社にローンを組んでホリデーに行っているが、その毎月の支払い金が苦しいからどうにか出来ないかという相談が毎月あり、しかしまた金をどう工面してかホリデーに行くのは未だ継続中である。

ある時、これを知り合いに話したら「イギリス人は貯金できへんねん」と言った。
ローンを組むのは家と車かと思っていたが、まさかの旅行も同じで、それを退職金で返済するように当てにしているから、退職金がローン返済でなくなる計算になっていると笑った。
身の丈にあった暮らし方をするお金の使い方…これは18歳までの数学の問題か?と、私は首相の計画を聞きながら考えた。

それともう1つ、小学校に入った時から完全レベル別レッスンが子供には当てられる。
優秀ならどんどん上のレベルの問題を解いていき、小学3年くらいには、もうクラス内に1-6までのレベル分けがされてしまい、苦手を克服することなく卒業し、中学、高校と駆け抜ける。
これを平等にするにも教師の数と予算もない。
結局、有り金全部を使いきらない買い物の仕方は、私としては単に個人の見栄の問題にあるように感じるのであるが…
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