先日、娘の誕生日パーティをした。
行く場所がないカーライル・・・子供の誕生日会をする場所が数か所しかないため、もう何度も何度も同じ場所を使用するので飽き飽きしている子供と保護者であるが、今回は映画館で映画を観た後、向かいにある中華バイキングに子供達を連れて行く事にした。

仲良しのお母さんが手伝ってくれる事になっていたので、子供らの保護者には映画館まで連れて来てもらい、後は食事が終わるころに迎えに来てもらう手はずにしていた。
当時は雨で最高気温は9度、とても寒い日であった。
クラスメイトのIちゃんのお母さんがIちゃんと共にクラスの問題女子を連れて来た。
私は問題女子を見て、ショックに近い気持ちになった。

問題女子の母親は高校の校長代理、父親は大手会社のマネージャーでカーライルでも知られた高級住宅地に住んでいる。
新車のベンツを毎年乗り換え、他にも誰もが知るドイツ車を4代所有している。
この問題女子の母親は、我が子を誕生日会に連れて来る事はなく、いつもIちゃんのお母さんが連れて来るのであるが、この日、問題女子が着てきたのは何と体操着であった。
雨にもかかわらずレインコートもなく、ビショビショに濡れて来た。

私はIちゃんのお母さんに「何故?」という顔をしてみせた。
Iちゃんのお母さんは「さあね・・」という仕草を両手でして見せ、「本人に聞いたら、レインコート持ってないって・・」と言った。
ベンツが買えてレインコートは買えんてか・・
この子の親らしいなと思う。

我が子が8歳9歳にもなれば、明日に我が娘が着ていく服を用意する母親もいれば、本人に任せている場合もあるだろう。
私の場合、日頃は本人に任せているが、誕生日パーティで呼ばれている時は一応、私が服を選ぶ。
それは行く場所によって適切、不適切があるからである。
例えばロッククライミング場を貸し切ってのパーティで、ドレスなど着て行かせるのもオカシイし、アフタヌーンティ場でトレーナー&ジャージも合っていない、そういう事もあるから私が用意するのである。

しかしながら、問題女子のお母さんは娘に関して本当に無関心、いや勝手な言い方をすれば無責任だと思った。
着ていく服が洗われてなかったのか、どうしてよいか分からなかったのか、それとも服が無かったのか分からないが、ケチャップやら色んなソースがベッタリ付いた白いTシャツに黒い短パンで来たのである。
先週の金曜日に体操着を子供らが学校から持ち帰ったまま、多分、洗っていないと思われた。
それを着て来たのである。
レインコートは持っていないから身体は濡れ、短パンから出た足が寒そうであった。

中華バイキングに行くと、「おばちゃんの横に座っていい?」と私に聞いた。
問題女子がトイレに行きたいと言った時、私は子供を1人でトイレに行かせない方針であるため、「付いて行くね」と問題女子に付いて行った。
問題女子は「ええ?ついて来てくれるの?」と私に言い、スキップでトイレに行った。
トイレの最中も「おばちゃん、そこにいる?」と何度か確認してきた。
「いるよ、ちゃんと待ってるから」と言うと「ありがとう」と言った。
私の勝手な想像であるが、この子のお母さんはトイレに一緒に付いて行かないのではないかと思った。
自分が構われているという事が嬉しい、そんな気がしたが、あくまで私の想像である。

大切に育てられているから、人に優しく出来る事を覚える、これは本当なのかなと、この子を見ていて考えた。
高級住宅地に住み、高級車があり、親は子を預けて頻繁にイタリアに出掛ける。
子と旅行には行かない方針、これも価値観であるから他人がどうこう言う事ではいだろう。
しかしながら、私の横に座りたがったのは、お母さんの代わりではなかったかと思う。
この子のバックグランドを考えた時、何とも複雑な思いになる。
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